「手アイロン」って知ってる?アイロンも電源も使わず「手」だけでシャツのシワを伸ばす秘伝
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。今年の夏は暑すぎてTシャツ以外は着たくないと思っていたのは私だけじゃないはず。もう少し涼しくなったらお気に入りのシャツを着て出かけたいですよね。だけど「アイロンがけが面倒」。そんなあなたに、電源もアイロンも不要で、手だけでシャツのシワを伸ばす「手アイロン」の方法をお伝えします。「手アイロン」はエコでありながら効果抜群。秋の装いを美しく整えるための新しい習慣を、ぜひ取り入れてみてください。
手だけでシワを伸ばす「手アイロン」の効果は
手だけでシワが伸びるなんて信じられないかもしれませんが、安心してください!
シワができやすい綿や麻の素材でも、外に着ていくのに支障がなく、ナチュラルな雰囲気のシャツが「手」だけで作れます。
手アイロンの方法
では、麻のシャツを例に「手アイロン」の方法を紹介します。
1、洗濯
洗濯のポイントは脱水を短くすること。脱水時間は外干しで1分、部屋干しなら2分に設定して、あとはいつも通りに洗濯します。
2、軽く畳む
丁寧に畳まなくてもOKです。シャツの幅が手のひらサイズぐらいになるようにクルクルと丸める感じで畳みます。
3、叩いてプレス
洗濯後にすぐに叩いてプレスすることでちりめん状の小ジワを伸ばします。このステップはシワを防ぐために重要です。
シャツの襟(えり)を持って大きく10回くらい振りさばきます。
ここまでが「手アイロン」の準備になります。ここからシャツをハンガーにかけて「手アイロン」を施していきます。
4、袖のシワを伸ばす
手のひらをめいいっぱい開いて袖の中に入れます。
肩部分を片方の手で押さえつつ、袖の中に入れた手のひらを上から下へスライドさせます。その時、手のひらは袖下の縫い目に沿うようにスライドさせるのがポイントです。
2、3度ほど手のひらをスライドさせたら、脇、袖口を持って伸ばす
袖口もしっかりひっぱり伸ばします。
5、シャツの広い範囲のシワを伸ばす
シャツの裏表を手で挟んで上から下へ6秒くらいかけてゆっくスライドさせながらプレスします。
シャツ全体を上から下へプレスしたら、ボタン部分や脇などの縫い目をピーンと上下に引っ張り伸ばします。
6、襟(えり)の形を整える
最後に襟(えり)の形を整えたら終了です。あとは乾くまでシャツを陰干しします。
アイロンなしでシャツのシワを伸ばす「手アイロン」の方法まとめ
手アイロンのポイント
・脱水時間は短く
・洗濯終わった直後にシャツを畳んで叩く
・「手」はゆっくりスライドさせる
・縫い目をのばす
「手アイロン」はアイロンがけの手間を減らし、簡単でエコな方法でシャツのシワをきれいに伸ばすことができます。ぜひこの方法を試して、秋の装いを楽しんでください。おうちクリーニングをもっと楽しく、もっと効果的にするためのアイデアをこれからもお届けしますので、お楽しみに!