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HSPかわからない?【これに当てはまればHSPな4つの特徴(DOES)】

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科外来での診療を行いインスタでもHSP気質を持つ人々に対し発信を行なっています。

HSP気質とはHighly Sensitive Personといい、繊細で敏感、共感性が豊かな人のことを指します。

HSP気質について詳しく知りたい方はこちら

もしあなたも繊細さや敏感さなどにより日常生活での生きづらさを感じているのであれば、今日の記事を読んでくださると嬉しいです。

HSPさんからこんな質問を受けることがありました。

「チェックリストやってみたけど、結局自分がHSPかどうかわからない」

チェックリストはあくまでチェックであって、自己診断になるので自信を持てない人もいますよね。

当てはまるか当てはまらないかよくわからない項目も時折あるからでしょうか。

そこで本日はHSPであれば必ず当てはまる4つの特徴についてお伝えします。

これに当てはまらないとHSPでないとも言える、重要な特徴なんですよ。

この記事を読んで欲しい人
・HSPかどうか判断しきれない人
・HSPであれば必ず当てはまる特徴について知りたい人

この記事を読むメリット
・HSPであるかどうかわかる
・HSPであれば必ず当てはまる特徴についてわかる

この記事の信頼性
・精神科外来での診療に加え、インスタで5万人以上のフォロワーさんとの関わりがある精神科医しょうが発信します

インスタにも遊びにきてね♪

これに当てはまればHSPな4つの特徴

その4つの特徴とは、それぞれの頭文字をとってDOESと言います。

D:Depth of processing(深く処理する)
O:Overstimulated(刺激を過剰に受けやすい)
E:Emotionally reactive and high Empathy(感情の反応が強く、特に共感力が高い)
S:Sensitivity to subtleties(些細な刺激を察知する)

これら4つの特徴がHSPであれば必ず当てはまる特徴なんですね。

それぞれ、深堀りしていきましょう。

①深く処理する

HSPの方は非HSPの方よりも情報処理が深いと言われています。

同じ情報を受け取っても、全くといっていいほどその深さが変わってくるんですね。

例えばHSPさんが、友人から「優しいね」と言われたとしましょう。

その一言をとっても、なぜ優しいと言われたのかと深く考えるんです。

「なぜそんなこと言うんだろう」

「優しすぎと言うことなのかな」

「むしろ逆の意味なのかな」

などなど思考を巡らせ、ちょっとした一言に対しても深く深く考えるんですね。

この特徴が非HSPの方から「考えすぎ」などと言われ、傷ついてしまう一因ともなっているんです。

②過剰に刺激を受けやすい

HSPの人は非HSPの方よりも、刺激を受けやすくその影響を受けやすいと言われています。

例えば電車やバスなどの公共交通機関に乗るとしましょう。

電車やバスには様々な人がいますよね。

人の視線、人の会話そしてバスの匂いや走行音など、電車やバスは様々な刺激の塊なんです。

そのためちょっと電車やバスに乗るだけでも、その影響を強く受けてしまいます。

乗った後はクタクタに疲れてしまったりするなどするため、そういった乗り物に苦手意識を覚えるHSPさんも少なくありません。

③感情の反応が強く、特に共感力が高い

他人に対しての共感力が強すぎて様々な感情を受け取ったりしてしまうんですね。

よくHSPさんが言うのが、「自分ではない人が会社で上司から怒られているのを見て、気持ちが悪くなるくらい嫌な気分になる」ということがあります。

例え対象が自分ではなくても人の怒り感情を強く受け取ってしまうんですね。

これは怒り感情だけでなく喜怒哀楽全ての感情に当てはまります。

だから共感してくれるHSPさんの周りには相談して欲しい人が集まり、そういった人たちの感情を受け取ってしまいさらにHSPさんはクタクタになってしまうんです。

中には映画やドラマの中の人の感情を受け取ってしまうので、「疲れてしまう」と言う方もいますね。言い換えればより深く楽しめるとも言えるのかもしれませんが。

④些細な刺激を察知する

HSPさんは五感に敏感と言われています。

五感とは視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚のことですね。

敏感だからこそできる能力ももちろんあるし、それはHSPさんの長所と言えるでしょう。

しかし日常においては、先程の電車、バスのように五感をフル動員して刺激を察知してしまいます。

味覚以外のあらゆる情報が多すぎる公共交通機関でクタクタになってしまうのは、この特徴が一因でもあるんですね。

よくHSPさんから耳にするのは、聴覚の敏感さです。

そのため、ほとんどのHSPさんはイヤホンやヘッドフォンが外出時に必須で、移動中は常に目をつむっていると言う方もいます。

中には触覚を癒すために自分のお気に入りの、もふもふのタオルなどを持ち歩いている方もいるんです。

ぜひ五感の敏感さに悩む方は参考にして欲しいと思います。

まとめ

本日はこれに当てはまればHSPな4つの特徴についてお伝えしました。

逆に当てはまらなければHSPではないとも言える大切な特徴なんです。

もしこの4つに当てはまっても、まだHSPかどうか判断できない場合にはチェックリストも用意しましたのでやってみてください。

HSPセルフチェックをやってみる

今回の記事では4つの特徴から、HSPさんの生きづらさに焦点が当たってしまいました。

しかし、その4つの特徴も見方を変えれば、長所になるところも沢山あることに気づけるはずです。

あなたの気質を大切にして、その長所を活かして生活してけると良いですね♪

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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