巡航ミサイル攻撃で破壊されたシリアの基地に化学兵器らしき写真【追記】
アメリカ軍のトマホーク巡航ミサイル攻撃で破壊されたシリアのシャイラト基地で、化学兵器らしきものが大量に写っている写真が、ロシア国営通信RIAノーボスチに掲載されていました。
Эксклюзивные фотографии РИА Новости с базы Шайрат
- 2017年4月7日、RIAノーボスチによるシリアのシャイラト基地の写真(5枚目の写真に注目)
Минпромторг организует лечение работников, уничтожающих химоружие
- 2015年3月29日、RIAノーボスチによるロシア国内の化学兵器廃棄を伝える記事(冒頭の写真に注目)
どちらにも非常によく似たものが写っています。化学兵器貯蔵施設にあるような物が前線の航空基地に大量に存在している、その証拠をロシアが自ら公開しています。
ロシア報道機関は以前にも、ロシア当局が否定しているシリアでのクラスター爆弾やテルミット焼夷弾の使用について、RT(ロシアトゥデイ)やスプートニクが映像付きで使っている証拠を記事にしてしまう事がありました。
【追記】化学兵器らしきコンテナと思われていたものは、化学兵器だけでなく通常のクラスター爆弾の子弾を詰める事も可能な汎用のケースだと分かりました。仮に化学兵器ではなかった場合でも、アサド政権とロシアが使用していないと主張していたクラスター爆弾が大量に前線の航空基地に配備されていた事になります。