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寒い季節に飲みたい!材料二つ「ゆず茶」ゆずを丸ごと楽しむ活用法も!

越野美樹調理師・やさい料理家

調理師・野菜の料理家、越野美樹です。

ゆずは冬至にお風呂に入れる風習がありますが、そのまま食べるには苦くてすっぱいですね。

ゆずを美味しく食べる方法とそのアレンジ、種や皮の活用法など、ゆずを丸ごと楽しめる方法をお伝えします。

材料二つ「ゆず茶」のレシピ

香りがよく、乾燥する季節に重宝する「ゆず茶」。
苦くてすっぱい、ほかの柑橘類でも同じように作れます。

【材料】作りやすい分量

ゆず 1個(100g)

はちみつ 50g〜(ゆずが十分ひたる量)

※はちみつにはボツリヌス菌が含まれますので、1歳未満のお子さんには絶対に食べさせないでください。

【作り方】

下準備:瓶を熱湯消毒して、乾かしておく。

1.ゆずは一口大に切る。

2.スプーンで皮から身を取り出し、種とりのぞく。

3.熱湯消毒してよく乾かした瓶に2を入れ、はちみつをかける。

【ポイント】

・漬けてから数時間で使えますが、2〜3日置いた方が甘味がしみこみます。

・冷蔵庫で保存すれば、しばらく楽しめます。

ゆず茶はスプーンで身と汁をすくってコップに入れ、お湯を注ぐだけで美味しくいただけます。

「ゆず茶」アレンジ

ゆず茶は、そのまま飲むだけでなく、アレンジも自在です!

・ゆずトースト:バタートーストにのせる

・さつまいもゆずはちみつ煮:さつまいも煮の仕上げに加える

・漬物:一口大に切った白菜や角切り大根に3%の塩をして、水が上がってきたら加える

・万能タレ:ニンニクと生姜のすりおろし、醤油、本みりんと混ぜてタレに

そのほか、サラダのドレッシングにしたり、味噌と混ぜてゆでた根菜にかけたり、ケーキやマフィンに混ぜ込んだりと、万能に使えます。

残った皮と種の簡単利用法

1.湯船に入れる

皮と種をそのまま布に包んで輪ゴムで止め、お風呂に入れると香りが楽しめます。
ゆずの皮に切れ目が入るとリモネンという成分が出やすいので、肌の弱い方は注意してください。

2.皮を薬味や料理のアクセントに

白いワタの部分は苦いのでとりのぞき、皮の黄色い部分をすりおろしたり、刻んで汁物に添えると香りが楽しめます。サラダや漬物・炒め物に入れても!

3.種を醤油漬けに

熱湯消毒した瓶に醤油とゆずの種を入れると、即席ポン酢に!鍋のタレや漬物に使えます。
冷蔵庫で保管し、しばらくしたら種をとりのぞいてください。

ゆずは可食部が少ないですが、工夫すれば美味しくいただけて、有効利用もできますよ。
ぜひ試してみてください。

執筆・レシピ 越野美樹

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調理師・やさい料理家

惣菜店を約20年経営した調理師で、食品衛生にも詳しい。現在は講談社コクリコなど複数社で食関係のコラムやレシピ記事を執筆している。これまで生み出したレシピは800を超える。旬野菜のおいしさを生かした大量消費レシピが得意。お弁当歴14年。編集プロダクション・出版社で編集経験あり。中山間地の田舎で、SDGsな暮らしを実践。ゆる無添加・オーガニック。 執筆等のご依頼はInstagramのDMまでお願いします。

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