【厚木市】厚木市内のこども達の描く「あつぎキッズゲルニカ」がアミューあつぎで展示しています。
こんにちは!厚木市の情報発信ライターあこです。
昨年の6月に厚木市の小学校を含む3ヶ所で、ウクライナの子ども達が描いた「キッズゲルニカ」の展示会が開催されました。
この展示会がきっかけとなり、厚木市議会議員の高田浩議員のお声がけで、今回の「あつぎキッズゲルニカプロジェクト」が始まりました。
キッズゲルニカ展示会に関する過去の記事はこちらから↓
平和の願いを込め、地球と子どもたちの未来のために「キッズゲルニカ」が厚木市で展示
「あつぎキッズゲルニカ」
2023年1月29日10時より、アミューあつぎ8階(室内広場sola)にて厚木市内の子ども達が描いた、キッズゲルニカの完成お披露目会がありました。
あつぎキッズゲルニカの関係者約60人が参加し、絵画の完成を祝いました。
あつぎキッズゲルニカの展示期間は、2023年1月29日(日)~2月19日(日)となっています。
縦3.5m×横7.8mの大きなキャンパスに、平和の願いや、思いを込め力いっぱい描かれています。
こちらのあつぎキッズゲルニカは、「学校単位で描いたのではなく、絵を描くことが好きな子ども達が描きたい絵を描いた。」という点が特徴だと、高田議員は話してくれました。
そしてテーマは「地球のことを考え、行動しよう!」です。
「国際平和と核兵器廃絶を求める都市」を宣言する厚木市は、一人一人に平和の大切さを考えてもらおうと昨年8月に市が中心となり、公募を含む幼稚園児から高校生までの約30人が「あつぎキッズゲルニカプロジェクト」に参加し作業をしてきました。
ピカソの作品や世界のキッズゲルニカを学ぶことから始めて、平和について考えてきたそうです。
絵の中心には地球。左側は地球にとってプラスの要素、右側は排気ガスやウィルスなどマイナスの要素が描かれています。
背景色は、左側は暖色の赤系から右側の寒色の青系のグラデーションにすることにより、色でもプラス、マイナスを表現しています。
市内の芸術家さん達も協力し作業回数全22回、約6ヶ月の期間を経て厚木市の子ども達のキッズゲルニカは完成しました。
年長のたかおゆきちゃん。ご両親と一緒に参加をしました。
昨年6月のウクライナの子ども達のキッズゲルニカを見て、やりたい!と応募したそうです。
「楽しかった。絵を描くところが好き!」と力いっぱい答えてくれました♪
ゆきちゃんは、いちごやスイカの絵をかわいらしく描きました。
小学6年生のりょうたくん。おばあちゃんに誘われ、絵を描くのが好きなので参加をしたそうです。主に右側の青系エリアを担当しミサイルなどを描きました。
りょうたくんは「とてもよい経験になり、楽しかった。」と、おばあちゃんと一緒に話してくれました。
松蔭大学 松浦広明副学長
日本で唯一、SDGsの査定プロセスの段階から、SDGsに携わっている松浦先生に会場でお会いし、お話を聞くことができました。
専門分野の中でも「人権と社会的弱者の健康・構成の計測、人権と資源配分の問題」は、あつぎキッズゲルニカのテーマと合致しています。
貧困で困っている人をなくそう。健康や教育、差別のない社会を作り生活を豊かにする。環境を大切に地球を支えていこう。のSDGsのコンセプトがあつぎキッズゲルニカに描かれています。
ピカソの描くゲルニカは白黒ですが、色がつくことにより救いが出るそうです。
良い部分を伸ばしていくだけでなく、負の部分も克服をしていくことが大切など、キッズゲルニカを通してさまざまなお話をしていただけました。このあつぎキッズゲルニカを授業にも取り入れていきたいとおしゃってました。
地球、環境問題、平和への願いを込めて、厚木市の子ども達が描いたキッズゲルニカ。
この取り組みを通じて「平和とは何か。」ということを、再度真剣に考えるきっかけとなりました。
子ども達がテーマの意味を考え、そして自由に描いたキッズゲルニカからとても大きな力をもらえました。
厚木市の子ども達、高田議員や市役所の職員さんを始め、あつぎキッズゲルニカプロジェクトに携わった皆様に感謝します。
展示場所:アミューあつぎ8階屋内広場sola
住所:神奈川県厚木市中町2-12-15
期間:1月29日~2月19日
時間:9時~18時
問合せ先:厚木市福祉総務課
電話番号:046-225-2200