意外だと思うのですが、河内長野とその周辺では、なぜかそば屋さんの存在が目立っている気がします。それではうどん店で人気の店を探したところ、上原西町・水落地区にある創作手打うどん麺工房夢さんの名前が出てきました。

実は2年ほど前から気になっていたお店でしたが、売り切れで入店できなかったことが何回かありました。今回、念願かなって実食できましたので、ここでご紹介するという事情があります。

赤峰トンネルから国道371号線バイパスになる道と大阪外環状線が重なったあたり、上原町のあたりに、いろんな業態のチェーン店が並んでいる場所がありますね。そのエリアから旧道を少し南方向に歩くと、麺工房夢さんがあります。

チェーン店が遠くに見える位置、少し南方向を歩くと田んぼがありますが、このすぐ近くにお店があります。

麺工房夢さんの前に来ました。いちばん左側の建物です。

駐車場は店の前ではなく、少し離れたところにあるので注意しましょう。

時刻は午後1時30分ごろとお昼のピークが過ぎた後です。木造の建物のようにみえます。お店の屋号なのに「夢」と大きく書かれていると、不思議と自分の夢とかを考えたくなるので不思議です。

店の入り口の前に書いてある文章です。とても気になりますね。引用しましょう。

という事でお店の中に入ってみましょう。

店内の様子です、内部の壁も木目調ですね。

私が最後のほうの客という事で、入った時にはほかにも数組のお客さんがいました。途中からは私だけになりましたので、他の席も撮影できました。

メニューです。中身を見てみましょう。

手打ちうどんのお店らしく、うどんだけのメニューが並んでいます。つまりそばは置いていないということ。うどんへのこだわりが感じられます。うどんは単品とプラス200円で定食から選べます。

うどんのほかには丼物の定食やかやくご飯、白ご飯、いなり寿司などがあります。車の運転をしないのであればビールも飲めるようです。

うどんを注文すると、席の反対側にあった手打ち場が見えました。注文時、あらかじめ時間がかかる旨の話をいただいていました。勿論気にしません。

どのくらいかかるのかなと思っていましたが、思ったほど時間がかかることなくうどんが出来上がりました。

こちらは天ぷらうどん800円です。

海老と海苔、青じそ（大葉）の天ぷらがのっています。

海老の天ぷらだけをクローズアップしましょう。

うどんは細麺で、讃岐うどんのようなコシはありませんが、つるりと滑らかに口の中に入ります。スープは濃い目で深い味わい、しっかりとだしを取っているのがわかります。ただボリュームが多いので、私の場合定食だと食べきれないほど。この日不覚にもスープを残してしまいました。

こちらは卵とじうどんで700円です。ところで食事の後お店の人が仕切りに提供速度が遅かったことを気にされていました。

そこで食事の後お店の方にお話を少しだけ伺いましたところ、衝撃の事実がわかりました。元々麺工房夢さんは30数年に大阪の阿波座で開業されていたというのです。大阪の阿波座と言えば、大阪市西区にありビジネス街本町のすぐ西側にある地域。

あの地域の平日の12時台は飲食店にとっては戦争で、料理の提供速度の遅さが命取りのようなところがあります。いちど入ったお店では席に着いた時に既にご飯とみそ汁が置いてありました。そのくらいの速度が要求される場所。だからあんなに遅いことを謝られていたんですね。

その後、13年ほど前に河内長野に移転されたそうです。大阪市内で活躍された方が河内長野に来て新たに仕切り直し、地域の人気店になるのは当然だと思いました。

麺工房夢
住所：大阪府河内長野市上原西町24-18
電話番号：0721-56-5619
営業時間：11：00～15：00
定休日：水、木曜日
アクセス：南海・近鉄河内長野駅からバス　水落バス停から徒歩3分

※記事へのご感想等ございましたら、「奥河内から情報発信」ページのプロフィール欄にSNSへのリンクがありますので、そちらからお願いします。