夏が近づいでくると行きたくなるところといえば……そう、ビアガーデン！ でっかい空の下、風に吹かれながらグビグビ飲むビールは最高ですよね。今回は川端四条というめちゃくちゃ京都の中心部にありつつ、お手頃価格で昭和レトロなビアガーデンの雰囲気が楽しめる「菊水」さんに行ってきました。

夕暮れ迫る、四条川端交差点の脇に佇む洋館。こちらが今回ご紹介する「レストラン 菊水」さん。知ってる、見たことある〜って人も、多いことでしょう。1916年、大正5年に創業されたそうで、100年以上の歴史がある名店です。その屋上部分をご覧ください。ほら、チョーチンがブラ下がってる！

こちらが入り口横に設置されている屋上ビアガーデンの案内看板です。コースが何パターンか用意されているので、お好みのものをお選びください。

入り口のショーケースからも、古き良きレストランの雰囲気が伝わります。今回は予約してましたので、スタッフの方にそのことをお伝えして、エレベーターで屋上へゴー。

エレベーター降りてすぐ、写真右手が東向きになります。こちらの眺望はどちらかといえばまあまあ。ちなみに南側は南座が目の前です。仲間とワイワイという使い方なら、どの席でも楽しめますが、個人的おすすめは北西角あたりの席。

どーですか！ 鴨川と川端通が一望のこの絶景！ お伺いした日は天候が今ひとつだったんですが、それでもこの開放感よ。おまけにもうひとつ。

「見ろ！ 人が……」ってほど高くはないんですが、京都の街ってなかなか高いところから見渡す機会がないので、十分に新鮮＆ナイス眺望です。ちなみに見えているのは四条大橋ですよ。

テーブルにつくと、こんな風なセッティングが。今回は、牛ロース焼肉&国産牛スライス(180g)＋焼き野菜＋菊水風ピラフ＋飲み放題（120分）のセットをオーダー。男性：￥3,950（税込￥4,345）、女性：￥3,450（税込￥3,795）となっております。

ギンザラにのってお肉ちゃんが到着しました。焼き野菜はもやしにキャベツ、玉ねぎ、ししとう、さつまいもという感じでしょうか。早速焼きますよ。

ほら、おいしそう！ 熱源は家庭用っぽい電気式小型ホットプレート。けっこう年季が入った感じなのはご愛嬌。お肉が焼ければ無問題ですから。すぐにジュージューとおいしそうな音が聞こえてきますよ。

タレは醤油ベースっぽいちょい甘めな感じ。スペシャル感はありませんが、景色がスペシャルなので、こちらもなんの問題もございません。

お肉をパクパク、ビールをグビグビ。夕暮れの京都の街＆鴨川でくつろぐ人々を眺めながらあおるジョッキのおいしさよ！

しばらくすると菊水風ピラフが登場します。至ってフツー。でもそれがいいんです、それでいいんです。こちらもホットプレートで焼いちゃったりして、タレ入れて味変しちゃったりして楽しみます。

楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。気がつけば夜の帳が古都の街を包もうとしております。今ひとつだった天気も帰り際には、ホレこのとおり！ まさに絶景です。嗚呼、昔の人たちもこんなふうに京都の夕暮れを見たのかしら……などと、少しロマンチックが止まらなくなりつつ、120分一本勝負、ありがとうございました！

屋上ビアガーデンのメニューはこんな感じ。こちらドリンクメニューでして、今回のプランはアサヒスーパードライ生ビール（黒生、ハーフ＆ハーフもOK）、ニッカハイボール、樽ハイ、梅酒、ノンアルコールビール、日本酒などが飲み放題でした。＋500円でワインや焼酎なんかも飲みホになりまっせ。

フードメニューがこちら。今回のプランよりもう少しお安い「盛り合わせ料理12品＋飲み放題」のセットもありますが、個人的には今回の方がおすすめかも。ちなみに2人で行って1人は今回の焼肉、もう1人は盛り合わせ料理ってオーダーもOKですよ。

帰りしなに撮った南側の景色がこちら。ね、南座が目の前でしょ。こちら側は座ったことがないんですが、西よりの席なら南西の眺望がきっと素晴らしいはず。鴨川、京都タワーも見えますよ。

帰りの四条大橋からも1枚撮ってみました。左手が今回の「レストラン 菊水」さん。右手が南座です。今年の屋上ビアガーデンは10月1日（土）まで開催。海鮮盛り合わせも楽しめる「祇園鉄板焼セット」、さらにリッチな「菊スペシャルセット」（通称菊スペ、知らんけど）なども用意されています。時間は16時からですので、お時間の都合がつく方は早めの利用でトワイライトタイムをぜひ！ ちなみに1名から120名までOKなので、おひとりさまもウエルカムですよ。アクセス抜群の立地で京都の街を一望、しかもお手頃価格な屋上ビアガーデン、おすすめです！