宮城県 今年の3.11は春の嵐に
元々、春は暖かい空気と冷たい空気がぶつかり合い、低気圧が発達しやすい時季ですが、今年はよりによってあす3月11日に春の嵐がやってきます。
きのう~きょうは高気圧に覆われたため穏やかに晴れましたが、あすはこの高気圧が抜け、代わって低気圧が発達しながら三陸沖を北上してくる見込みです。
例年この時季はまだ雪の降ることも多い宮城県ですが、きのう~きょうの暖かさで分かるように、完全に上空の寒気は抜けているため、降るものは山の上も含めて雨になります。
宮城県においては、低気圧の雨雲が未明からかかり始め、その後夕方にかけて雨が降り続きます。特に低気圧の中心が近づく昼前後はザーザー降りとなる所もありそうです。
また低気圧の接近に伴い風も強まります。午前中は東風、低気圧が抜ける夕方以降は西風が非常に強く吹く見込みで、瞬間的には30メートル前後の暴風が吹くおそれがあります。
午後2時46分に合わせて屋外で追悼式典などが営まれる所もあるかと思いますが、場所によっては雨+風=横殴りの雨になるかもしれません。
また低気圧の影響で、海は急激に波が高くなります。宮城県沖では波の高さは最大6メートルに達する見込みです。
あすは沿岸部で式典が行われたり、お墓参りに行かれたりする方も多いかと思いますが、海には近づき過ぎないようにしてください。