台湾で現金を盗んだ韓国人犯罪者、逃亡先に選んだのは日本のなぜ?
30代の韓国人男性が台湾の与党・民進党の党本部から現金33万円を盗んで、逮捕されたという。驚きなのは、その男が現金を盗んだ後、日本に入国しようとしていたことだ。
「国家の恥」「泥棒も海外進出するんだな」
台湾メディアによれば、男は8月2日の犯行後、台湾桃園国際空港から飛行機に乗って日本に向かったが、台湾警察の国際手配の要請で日本への入国は叶わなかったという。
翌日の夜、台湾桃園国際空港に送り返された男は、今度は韓国行きの飛行機に乗ろうとしたが、台湾警察の審査強化によってそれも叶わず。結局、新北市の温泉旅館に向かい、空き家に潜伏しているところを逮捕されている。
この報道は複数の韓国メディアも報じており、韓国のネット民たちは「国家の恥だ、韓国に戻ってくるな」「そこで処罰されるべき」などと、辛らつなコメントを書き込んでいた。なかには「アイドルだけでなく、最近は泥棒も海外進出するんだな」などと皮肉る声もあったほどだ。
海外に逃亡する韓国人犯罪者
実際に韓国では近年、“2000万人出国時代”を迎えたと言われており、それに伴って海外に逃亡する韓国人犯罪者も増加している。韓国法務部の資料によると、2012年から2016年6月まで在宅起訴された状態で海外に逃亡した犯罪者は、2373人に上った。
例えば、韓国国内で犯罪に走り、フィリピンに逃亡する犯罪者が年々増加しているという。
韓国警察によると、フィリピンで捕まった韓国人犯罪者は2014年33人、2015年47人、2016年84人となっている。84人という数字は、2016年に韓国に送還された海外逃走犯297人の約30%を占める割合だ。
(参考記事:フィリピンで続出する韓国人殺人事件…その背景に潜む韓国の“不都合な真実”)
韓国人女性の“遠征売春”も問題
また、海外における韓国人のイメージ失墜としてもっとも問題視されているのは、売春婦の問題だろう。
以前、ロサンゼルス空港でK-POPアイドルが売春婦に間違われるトラブルがあった。言われなき誤解を受けた彼女たちには同情するが、一部とはいえ海外で売春を生業にする女性たちがいるからこそ起きたトラブルとも言える。
韓国メディアが2016年のアメリカの統計を調べたところによると、アメリカの売春婦のうち23.5%が韓国人女性だったという。タイ人11.7%、ペルー人10.0%などと比べても、圧倒的な1位となっている。
とある韓国メディアは「韓国人女性が海外で売春のトップを走っていることは、国家的な恥」と指摘したが、まさにその通りだろう。
(参考記事:国際犯罪の温床にも…韓国人女性たちが“遠征売春”に手を出す理由)
韓国人犯罪の逃亡先となる国
それにしても不思議なのは、台湾で窃盗した韓国人男性が犯行直後の逃亡先としてなぜ自国ではなく、まず日本を選んだという点だ。普通なら韓国を選ぶと思うのだが……。
肝心の本人の話がないため明確な理由は不明だが、実は以前から韓国人犯罪者が逃亡先として日本を選んでいる背景もあるという。
ここ最近、特に増えているのは前出のフィリピンや中国だそうだが、日本にも少なくない韓国人犯罪者が逃亡しているらしいのだ。
(参考記事:日本は何位? 多くの韓国人犯罪者が“逃亡先”に選んでいる国はどこか)
距離はもちろん、文化的にも韓国と日本が近いからなのか。それとも日本のほうが潜伏しやすいのか。その理由はわからないが、いずれにしても海外で罪を犯せば、韓国メディアやネット民たちも黙ってはいない。
「国の恥」として強い非難が浴びせられる。冒頭で紹介した窃盗犯にも非難の声が集中している。それに懲りて、二度と同じような過ちがないことを願いたい。