【今どきのお盆】どうする?仏壇のない家でのお供え物・ワンランク上の帰省土産の選び方
まもなく迎えるお盆休み。実家や義実家への帰省を予定している人も多いでしょう。
お盆用のお供えや手土産を持参するなら、喜ばれるものを選びたいですよね。
そこでこの記事では、今どきのお盆・帰省土産の選び方と、マナーについてお伝えします。
仏壇の無い家、お盆のお供えはどうする?
かつて、お盆の帰省土産といえば、仏壇へのお供えという意味がありました。
お供えは「五供」といって「香(お線香)」「花」「灯明(ろうそく)」「浄水(お水やお茶)」「飲食(菓子など)」が基本です。
しかし、マンション暮らしや和室の無い住宅が増えた現代では、仏壇の無い家も多いです。
お盆の手土産も、お供えものというよりは、帰省土産や暑中見舞いという意味合いが強くなりました。
このことから、仏前にこだわらず、相手の家族が喜ぶことを前提に選ぶといいでしょう。
故人をしのび、故人の好きだったものを選んで、皆で一緒に食べるのもいいですね。
義実家など、少し気を遣う相手なら「〇〇さんの好きだった□□をお持ちしました。」と、ひとこと添えるのもお勧めです。
お供え物の水引・掛け紙
掛け紙は、包装紙の外側にかける「外のし」にします。誰からの贈り物なのか、わかるようにするためです。
表書きには「御供」や「御供物」と書きます。ただし、初盆の場合は「新盆御見舞」とします。
水引は、弔事用の結び切りやあわじ結びで、色は「黄白」や「藍白」があります。地域によって決まった慣習があるので、事前に確認しておくと安心です。
金額は、3000円から5000円程度が一般的です。
猛暑ならではの、ワンランク上の手土産
この夏の暑さは格別ですので、贈り物にも心遣いができるといいですね。
例えば、こんなことを意識してください。
・涼菓子なら、美しさにもこだわる
水ようかんや葛きり、フルーツゼリーなど、のどごしがよく、冷やして食べるとおいしい涼菓子がお勧めです。
フルーツを丸ごとつかったものや、金魚が泳ぐ姿を模したものなど、見た目にも涼やかで美しいものがあります。ぜひ、楽しみながら選んでください。
・高級そうめん+そうめんレシピ本
夏ギフトの定番といえば、高級そうめん。
有名どころには、三輪そうめん・播州そうめん・小豆島そうめんがあります。
ワンランク上のひと工夫として、そうめんに特化したレシピ本を添えてはいかがでしょうか。
ついつい、マンネリ化してしまうそうめんの食べ方に、意外なレシピがあることで、さらに喜ばれるのではないでしょうか。
・ビールで旅行!日本ご当地ビール・世界のビール
ビールにひと工夫するなら、銘柄にこだわるのがお勧めです。
例えば、12本を贈る場合、同じ銘柄にするのではなく、12種類のご当地ビールを1本ずつ選んでセットにします。
日本各地のビール、世界のビール、味もバラエティ豊かにして、ビールで旅行を楽しんでもらうというコンセプトで贈ってはいかがでしょうか。
相手を思いやる言葉を添えて渡す
手土産を渡すときは、謙遜しすぎずポジティブな言葉を選ぶ、ということを意識してください。
なぜ、それを選んだのか、相手を想うひとことを添えてもいいですね。
例えば、こんなフレーズです。
「今、話題の〇〇のお菓子です。とてもおいしいので、皆様で召し上がってください。」
「地元、〇〇の銘菓です。お口に合うとよいのですが、私も大好きなお菓子なので、ぜひ召し上がってください。」
「〇〇がお好きだと伺ったので、選びました。喜んでいただけるとうれしいです。」
冷やして食べるものは、お渡しするときにその旨を伝えるといいでしょう。
「フルーツゼリーです。日持ちしますが、冷たくひやして召し上がってください。」
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以上、今どきのお盆、お供え物・帰省土産の選び方とマナーについてお伝えしました。良いお盆休みを、迎えられますように。