【京都市西京区】季節外れのひまわり畑を求めて平安のイケメン貴公子在原業平遊興の地大原野を早朝散策!
京都盆地西縁の小塩(おしお)山麓に広がる大原野は、水利には乏しく、竹林に利用され、タケノコの産出が多いとされています。「花の寺」で知られた勝持寺や長岡京遷都の際、藤原氏が奈良の春日大社を勧請したとされる大原野神社のほか、小塩山中腹には金蔵寺、三鈷寺、善峰寺など古刹なども数多くあります。
平安時代一のイケメン貴公子などとも言われる在原業平が晩年閑居し、塩焼きの風情を楽しんだと言う十輪寺なども知られるところです。そんな大原野から灰方あたりを2023年9月1日に早朝散策してみました。目的はそろそろ見頃かなと思っていた休耕田を利用した「季節外れのひまわり畑」の様子を伺うためです。
長岡京市側から電動自転車で京都市内に入ると昼でも薄暗い鬱蒼とした竹林の細道が続いています。途中、祭神も分からない謎の神社「社の神神社」や土塀の物置小屋が風情を醸し出しています。
細道を抜けると府道733号線沿いに所々にレモンイエローの色をした小さな花の咲く畑が広がっています。早くから農作業をしていたご婦人に伺うと、今が収穫時期のオクラの花だそうです。
さらに進んで、小塩山を背景に広がる京都茄子の畑で収穫をしていた男性に伺うと、時期的にはもう終わりなのだそう。そういえば、いつもたくさん積み上げられている朝どれ野菜の無人販売所数か所にも京都茄子の姿はありませんでした。
さらに府道733号を金蔵寺の方へまっすぐ進むと、ありました。「花トピア大原野」の前に一面のひまわり畑が広がっていました。すでに満開近くになっています。大原野の農家とボランティアの人たちで植えたひまわり畑です。これからまだ大きくなりそうな気配でした。
今なお静かな田園風景が広がる大原野散策楽しんでみませんか!
大原野ひまわり畑(外部リンク) 京都市西京区大原野石作町