福津市にある宮地嶽神社参道「光の道」沿い、鳥居のすぐそばに木のぬくもりカフェ「時季の音（ときのね）」はあります。

広々とした店内は、まさしく木のぬくもりが感じられ、いやされる空間です。

大きな窓からは宮地岳が、こちらを見守るように見えて、パワースポットにいるようです。

◇「時季の音（ときのね）」の店舗外観

「時季の音（ときのね）」という店名にひかれてたずねることにしました。

ゆるやかなスロープをゆっくり歩いてドアに向かいます。

森の中の一軒家を思わせるような、樹木のあしらいがおしゃれな店です。

オーダーは「時季の音ランチ」で決まりです。

さっそく中にはいることにします。

◇「時季の音」の店内

バリアフリーになっている入り口では、靴をぬいでスリッパにはきかえて入ります。

まるで自宅に帰ったような、リラックスした気分です。

オーナーの村松さんが、新規の客に気づかって案内をしてくれました。

寺嶋拓哉さんの絵が飾られていて、ジーンズをはいたキリンのポストカードも置いていたのでたずねてみると、とても親しい支援者のひとりだということです。

地域のネットワークが感じられる瞬間でした。

広々とした店内は、床・天井・テーブルにいたるまで、木のぬくもりを感じさせる造りになっています。

とりわけ中央に置かれた天然木のテーブルに注目です。

特注で作ったこのテーブルを中心に、店の内装を考えたと村松さんはそのこだわりを教えてくれました。

天井はたかく立派な梁（はり）が見えるおしゃれな建築になっています。

そして入り口の真正面が、キッチンカウンターです。

やはり気になる天然木のテーブルにふれ、窓の外を見ると宮地岳が目の前に見えます。

「パワースポット」といわれる『光の道』のすぐそばにあるだけに、やはりパワーがあるのでしょうか？

窓の左上にみえる鳥居をくぐれば、宮地嶽神社の表参道です。

このテーブルでランチをいただくことにします。

◇メニュー改定中

今回いただいた「時季の音ランチ」は、税込み1,400円です。

そのほかにも料理のラインナップは充実しています。

メニューを見せてもらいましたが、ちょうど価格改定中ということだったので、値段の表示は省きました。（ご了承ください）

デザートの種類も豊富で、こだわりのコーヒーといっしょに楽しむのもいいかも知れません。

出典：時季の音インスタグラム

今一番のおすすめは「台湾かき氷」です。

「台湾かき氷」について村松さんにたずねると、メインの氷から手作りするという製法やおいしさを教えてくれました。

ぜひ食べてみたい一品です。

◇からだ想いの「時季の音ランチ」

「時季の音ランチ」がテーブルにのると、まずそのいろどりの美しさに感動します。

メイン料理は手作りハンバーグ

熱々の鉄板にのせられて、いい香りを放っています。

＊ゴーヤ
＊パプリカ（レッド＆イエロー）
＊オクラ
＊フライドガーリック

などの野菜がトッピングされて、主役を引き立たせています。

手作りのハンバーグはフワッとやわらかく、ジューシーです。

野菜サラダ

こだわり野菜のサラダは新鮮で、ドレッシングがマッチして、おいしくいただきました。

スープと小鉢もの

スープはカボチャの冷製ポタージュです。

冷たさが心地よく、カボチャのほどよい甘さがでて、もう少しほしいと思うほど。

小鉢は三種。

＊豚バラの肉じゃがは、ニンジンとこんにゃくがともに煮てあり、肉のだしがいい味を出しています。

＊白和えはニンジン・ひじき・枝豆と小松菜でやさしい味付けになっていて、小松菜の歯ざわりが心地よくいただけます。

＊もう一品はナスの煮浸し、やわらかく煮えたナスに、たかの爪がピリッと味を引き締めます。

ご飯

ご飯は十六穀米入りで、黒米がいい色合いに仕上げています。

どれもやさしい味に仕上がっていて、食べたあとにからだが喜んでいる実感がします。

村松さんに調理のこだわりはと聞くと、食事をして帰宅してから、のどがかわかないような味付けを意識していると言います。

そして、いろいろな料理をすこしずつ楽しめて、赤ちゃんからお年寄りまで、安心して食べられる料理を提供しているとこたえてくれました。

宮地嶽神社を参拝して、表参道の鳥居を通り抜けたところにみつけた、木のぬくもりカフェ「時季の音」です。

やさしいオーナーが提供する、やさしい料理とデザートが評判で、遠方からのリピーターも多いと言います。

からだにも心にも、パワーをもらえたカフェとの出会いでした。