【御船山楽園ホテル宿泊記】サウナの理想郷で極上のととのい!男湯のサウナ・水風呂・外気浴がハイレベル
前回の記事の続きで今回は男湯の大浴場について紹介。
最初にこれから御船山楽園ホテルに行く人に伝えたいことは、日が出てる間と夜の両方とも大浴場に入ることをおすすめする。
雰囲気が全く異なって、同じサウナでも2回楽しめるからだ。
大浴場の入口は2階にある。
湯の暖簾を潜って先へ進む
浴室へは長い廊下を通り、下へ下へ向かっていく。
2019年から2021年の3年間サウナシュランを受賞している。
男湯と女湯の入口だ。
御船山楽園ホテル(らかんの湯)の男湯
男湯の内湯
中に入るとカゴが置いてあり、衣類はそこに入れる。
貴重品ロッカーが別にあるので、スマホやルームキーはそこに入れておける。
タオルを持って浴室へ。タオルは今治タオルだ。
しかも使いたい放題なのが嬉しいポイント!
「タオルが柔らかくて気持ちが良い、これが使いたい放題って贅沢過ぎる!」
男湯はドライサウナ、薪サウナ、新しくできた薬草サウナに水風呂が2つあって広いが、洗い場はそこまで広くはない。
浴室内に木が生えていて、ヴィヒタがぶら下がっていて、いきなり雰囲気が良い
まずは身体をしっかり洗うところから。
男湯のドライサウナ
洗い終わったら早速ドライサウナへ向かった。
浴室に入ってすぐ右側にサウナマットがあるので、持って入る。
真っ暗な空間に中央ストーブが仄かにライトアップ。
日中は壁の細長いスリットから一筋の光が射し込むサウナ室は想像していたよりもコンパクトだった。
「TVは無く明かりが抑えめなので、雰囲気がめちゃくちゃ良い…」
薄暗い雰囲気のサウナ室内では時より鳥の声が聞こえる。
御船山に集音マイクを置いていて、森の音や声がサウナ室に流れてくるのだ。
自然のメディテーションサウナ…最高だ。
セルフロウリュ用に焙煎・抽出したほうじ茶と御船山の天然水の2種類が置いてある。
ちょうど1人になる時間があったので、ロウリュも行った。
熱々のラドルを持ちながら、ほうじ茶をロウリュ。
「ジュ~〜〜」という音の後に良い香りが降り注ぐ。
「ほうじ茶の香りがサウナ室に充満、これは癒やされる…こんな最高の空間を一人占めできて最高過ぎる」
五感をフルに使ってドライサウナを満喫した。
男湯の1つの目の水風呂
10分弱サウナを満喫したところで、急ぎ足で露天スペースへ。
露天スペースに出て左手にシャワーと水風呂がある。
シャワーで汗を流し、水風呂へ。
「キンキンに冷えているけど、柔らかくて気持ちが良い〜」
この水風呂は御船山の天然水をチラー(水を冷やす装置)で冷やしてるから肌触りが柔らかいのだ。
深さは120センチ位あるらしく、肩までしっかり冷やせる。
長い棒の浮き輪があって、それに捕まりながらプカプカ浮いて身体を冷やすのもとても良かった。
男湯の外気浴
水風呂から上がり外気浴へ。
普通の椅子や滑り台のようなプニプニした椅子、大きな岩、外気浴のレパートリーが豊富だ。
最初に選んだのは大きな岩!
「サ道」でナカちゃん(原田泰造さん)が横たわっていた場所だ。
「岩が冷たくて気持ちが良い。周りが自然で外気浴が気持ち良すぎる。」
続いてクラファンで新しくできた薬草サウナへ。
クラファンの返礼品として薬草サウナの通路壁に氏名掲載に申し込んでいたので、「書士ろぐ」と記載されているのをこの目で見てきた。
これを見に御船山楽園ホテルに行くと決意したきっかけにもなった。
画像では見ていたが、実際に記載されているのを見るとやはり申し込んで良かったなと実感できたのと同時にこの薬草サウナの新築に貢献できたことを思うと感慨深い。
男湯の薬草サウナ
新しくできた薬草サウナへ
薬草サウナは黒を基調とした30人ほど入れそうな広さを薬草スチームが充満している。
サウナ室内はシンプルだが、先が見えない位充満していて、薬草の良い香りが身体を包む。
薬草スチームの薬草は英国の国際食品コンテスト「グレート・テイスト・アワード2013」で二つ星を獲得するなど、国内外で活躍するブレンダー・栽培家である松尾俊一氏がブレンドしている。
松尾氏はこの薬草サウナのために武雄市周辺の植生調査し、収穫と生産体制の構築、一年を通して使用する原料も確保を行いながら、簡易的なサウナも自作し、試作を同時並行で行っていたという。
時間を掛けて作られた拘りの薬草サウナだ。
薬草の良い香りと僅かな光の空間で静かに蒸される。
「薬草の香りがとても良い、それに薬草サウナだけどしっかり熱い」
しっかり薬草サウナで蒸された後は、新しくできた地下の水風呂へ。
男湯の第2の水風呂
階段の近くにシャワーがあるので、そこで汗を流してから階段を降りる。
階段を降りた先には泳げるほど広い水風呂が広がっていた。
ライトアップされた水風呂は静寂で神秘的な空間だった。
この水風呂ももちろん御船山の天然水の水風呂だ。
水温は上の水風呂よりも少し高めだが、薬草サウナ後だとちょうど良い。
「まろやかな肌触りで気持ちが良い…1人でこんな静かな水風呂入るのは初めてかもしれない、最高だ」
しっかり身体を冷やした後はあの空間へ。
薬草サウナの2階にある休憩スペースだ。
ただし、普通の休憩スペースじゃあない。
3脚の寝転べる椅子、暖炉、それを囲む椅子
水分補給用の飲み物だけじゃなく、甘味まであるのだ。
・デトックスウォーター(数種類の果物をMIXした老廃物排出に効果あるドリンク)
・塩プリン
・温かいほうじ茶
・かんころ芋
・ドライみかん
・塩
デトックスウォーターと塩プリンをいただいた。
「塩プリン美味い…サウナの休憩のタイミングでこんなの無限に食べれるよ?
ここ浴室だよね!?最高過ぎるでしょ…」
続けてかんころ芋を暖炉で焼いて食べる。
「これも美味い…そして景色も最高だ」
2階ということもあって全面ガラス張りの休憩スペースから豊かな自然を見渡すことができ、暖炉の前で自然を見ながらゆったりくつろぐことができる。
この景色を見るために日中にサウナに入ることをおすすめする。
男湯の薪サウナ
最後に薪サウナ!
ちょうど自分が行きたいと思ったタイミングで復活していて本当に良かった。
二重扉を開けた先に7段の階段。
上った先は吹き抜けていて大きな薪ストーブが鎮座。
薪サウナは男湯と女湯に跨っていて、1つ空間を壁で仕切られている。
「薪の良い香りして、熱が柔らかい」
1階で薪が燃えているのが見え、その上にサウナストーンがパンパンにはち切れそうな位詰まっていた。
薪サウナもロウリュが可能だが、ちょっとやり方が変わっている。
投げロウリュをするのだ。
サウナストーブから距離が空いているので、サウナストーンに向かって投げロウリュは他では味わえない、斬新。
「ロウリュしても良いですか?」と一言声を掛けて、投げロウリュ。
「ジュッと」音と共に水がストーンに吸い込まれていく。
薪サウナは高低差があり、広く座るところがたくさんあるのだが、おすすめは天窓の位置だ。
薪サウナも1人になるタイミングがあったので、寝サウナをしながら、昼は快晴の空を、夜は星空を見ながら、薪ストーブの柔らかい熱をじっくり味わうサウナは至高だった。
「控えめに言っても最高…やばいなこれ」
そして薪サウナ後は水風呂に入り、薬湯の前の空いているスペースにかけ湯をして、大の字で寝た。
サ道でナカチャンがやっていたのを見ていたので、絶対にやると決めていた。これがまた至高だった。
人が少なかったので、静かな露天スペースで自然の中でただ空を見上げる。
遮るものは何1つない、聞こえるのは自然の音だけだ。
「今まで色んな施設の外気浴を体験してきたけど、過去最高に気持ちが良い」
夜は星空を見ながらゆっくり休憩した。昼と夜で2度楽しめた。
今回はちょうど人が少なく、全てのサウナでたまたま1人になるタイミングがあり、休憩までじっくり満喫できた。
理想郷と言っても過言ではない、最高のひとときだった。