iPhoneユーザーに救世主。詳細地図ソフトMapFan+が期間限定無料に
iPhoneユーザーにとって地図問題は深刻だ。アップルが新たに導入した自社開発の地図データを使う新しい地図アプリは、十分な品質が伴わないうちに提供された。北米でも大問題になり、アップルCEOのティム・クックが謝罪文を掲載したほどである。
長年に渡って改良し続けてきたグーグルの提供する地図とは大きな差があるが、日本で提供されている地図は、北米での地図データより、さらに数ランク落ちる印象である。詳細な地形が解りにくく、そこにどのような建物があるかさえ解らない地図は、これまでiPhoneの地図アプリを頼りにしてきたユーザーにとって、まさに死活問題。
最近になって、ようやく品川駅周辺のビルが”建設”されたばかりのiPhone地図が十分な品質になるには、まだまだ時間がかかるだろう。筆者はこれまで、地図データをアップルとグーグルで切り替え可能な「MyMap+」を用いて凌いできた。アップル地図難民にとって、85円の価格は大変に大きな魅力だが、操作性にややクセがあり、多彩な機能もややもてあます印象だった。
しかし、MapFan+はまさに救世主。カーナビ機能も充実のMapFan for iPhoneの無料版として投入されたMapFan+は、無料で高品質の地図データを提供してくれる。その見やすさは一目瞭然。
さらに便利なのが地図データのダウンロード機能。電波が届かない場所、あるいは混雑して地図表示が遅い場所でもあらかじめ地図データをダウロードしてあれば、あっという間に詳細地図が現れる。
このダウンロード機能は渋滞情報などとともに有償サービスだが、バージョン1.0リリース記念で2012年11月26日まで無償ダウンロードが可能。その後も引き続き利用できる。まずは使ってみて、さらに気に入ったなら、有償サービスを検討してみてはいかがだろう。今のiPhoneユーザーなら、きっと価格以上の価値を見いだせるはずだ。