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赤ちゃんのおしゃぶりのメリットとデメリット

皆さんは、赤ちゃんがおしゃぶりをすることに抵抗はありますか?

私は1人目の時には、とても抵抗がありました。理由は、歯並びが悪くなるのではないか、口をふさいでいるみたいで可哀そうというものです。私は寝かしつけの専門家として、おしゃぶりのメリットもとてもあると思っています。

今回は、寝かしつけの専門家が考える「おしゃぶりのメリット・デメリット」についてご紹介します。

おしゃぶりは悪い癖ではない

おしゃぶりでしか寝られないんです。いつもおしゃぶりをして寝ています。とご相談に来られるママもおられますが、「それで寝てくれるなら、その寝方でもよいです」と私はお伝えしています。

ただし、おしゃぶりが外れて自分で戻せない→寝られない=夜中に何度も起きるというループに入っているのであれば、どのようにしていきたいかを考える必要がでてきます。

おしゃぶりをやめさせやすい時期

・生後4ヶ月頃

おしゃぶりで上手にチュッチュと吸っていても、口から落ちたおしゃぶりは自分で口に戻せないが多いです。

この場合、ママが頑張って夜中何度もおしゃぶりをくわえさせるのか?

やめて別の方法を考えるのか?も考えましょう。

・生後7ヵ月~9ヵ月頃以降

月齢が高くなると 自ら落ちたおしゃぶりを口に入れられる ようになるのでどんどん執着は強くなり、 やめさせようにもなかなか難しい時期に入ります。固執性が高い子もいるので、どこを止め時にするかは考えていきたいところです。

生後4ヵ月頃のやめどきを過ぎたら、次にやめさせやすいのは2歳頃。※1

親の話すことも理解できるようになるので「○○はやめようね。○○と寝てみようね」 などと好きなぬいぐるみと寝ることへ移行してもらったり、おしゃぶりを絶対に渡さないように捨ててしまったりなどのやり方があります。

(数日はおしゃぶりがないことに抵抗するかもしれません )

※1 個人差はあります。

おしゃぶりのメリット

おしゃぶりには、乳幼児突然死症候群の発生確率が、61% さがったという研究結果もあります。(2009年 American Family Physician)

ただ、おしゃぶりを使用したい場合、出産直後は乳頭混乱を引き起こす可能性もありますので、生後3~6週以降から始めるとよいです。

おしゃぶりを使うことにメリットもたくさんありますので、今は何を優先的に選択するかを考えていきましょう。もちろん長く使い過ぎると、歯並びや語彙への影響も出てくる可能性がありますので、年齢が高くなるにつれ、咥える頻度はさげていきましょう。

IPHI乳幼児睡眠コンサルタント。ねんねブーケ代表。自身が夜泣きに悩んだ経験から乳幼児睡眠の国際資格を取得。小・中・高校教員免許保持。保育士養成系大学での講師活動や、企業と連携し睡眠講座も開講。instagramを中心に発信を続け、総フォロワー1・6万人。月150組相談、のべ2500人以上の睡眠相談実績を持つ。自身が運営する「るるるん。ねんねサロン」では、毎日夜泣きや離乳食、子育て相談ができる。元アナウンサー。

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