釣り好き一筋人生を送ってきました、関東釣り散歩のひげお爺ちゃんです。
これまでの経験をもとに、「釣りのポイント紹介」や「釣りのお役立ち情報」をご紹介していきます。

今回は釣りファンにとって、また釣具業界にとっても残念なお知らせ。
またひとつ、貴重な釣り場がなくなります。

きっとこれからも続くであろう釣り場減少問題。
私たち釣り人にとって大きなこの課題について、どうすれば解決できるのでしょうか？

千葉の巨大漁港「勝浦港」もついに・・・。

近年、全国各地の漁港がひとつまたひとつと釣り禁止になっていっているのをご存知でしょうか？
特にコロナ禍以降はその勢いが加速し、釣りファンにとって暗黒の時代といっても過言ではありません。

そんな中、またしても悲しいニュースが飛び込んできた。

海、川、湖と、魚にまつわる自然三拍子に囲まれた千葉県。
海水の釣りも淡水の釣りもどちらも楽しめるという意味で、釣り人にとっては羨ましい地域ですが、そんな千葉県を代表する人気釣り場、巨大漁港の勝浦港が今、釣り禁止問題で激震しているんです。

地元の方の話によると2024年4月から「一部の堤防（墨名堤防）の一部の箇所」以外は全て釣り禁止になるという。
巨大漁港故にキャパシティも広く、足場の良い岸壁でファミリーフィッシングを楽しんでいた家族など、多くの釣りファンが悲しむ話です。

釣り禁止の原因はやはり！？

釣り禁止になってしまう原因は何だったのか？

考えられる要因はやはり「ゴミ問題」「迷惑駐車問題」「漁船や漁師とのトラブル」等です。

勝浦漁港にいたっては、特定エリアに独自の「4時-16時ルール」が設けられており、この時間帯含む入港漁船着岸時間は釣り禁止となっていたのですが、実状はルールがあってないようなもので、素直に守っていた人がどれだけいたのか・・・。
この時間に関係なく平然とSNSに釣果をアップする釣り人がたくさんいたと聞けば大体想像がつくだろう。

単純に漁港全体を釣り禁止にするのではなく、地元ルールで夕方～夜釣りはOKという状態になっていたのは漁協のご厚意だったのだろうが、こういったことを無視していれば、問答無用で釣り禁止になってしまうというのも納得できる。

コロナ禍で全国的に釣り禁止場所が急拡大したのも、そういった釣り人のマナー、釣り場のマナーを知らない初心者や、そもそも一般常識的な行動ができない方が一気になだれ込んだことが原因でした。

あれから何も変わってないんだな・・・。

負の連鎖で漁港の釣り禁止は止まらない

「〇〇漁港が釣り禁止になる」といったような話を聞くたびに、またか・・・と、とても悲しい気持ちになる。

しかし、問題はここからだ。

一つの場所が釣り禁止になると、そこを自分の釣り場としていた釣り人の多くは他の釣り場へ移動することになるだろう。
当然、次の釣り場は今までよりも混雑する状況になり、今まで平穏だった釣り場が新たに「ゴミ問題」「迷惑駐車問題」「漁船や漁師とのトラブル」に見舞われる可能性は高くなります。
そしてまた釣り禁止へ・・・。

こうして負の連鎖が繰り返される可能性があるのです。

今話題になっている千葉県でも、実はすでに勝浦漁港の次は〇〇漁港が釣り禁止になるといった話が現実的に出ており、釣り人の間では落胆の声が上がっています。

漁港の釣り禁止問題。
もうこの問題を止めることはできないのだろうか？

釣り人ができること

現状、釣り禁止になっていない漁港はまだまだある。
が、現場の漁師さんたちはやはり皆ストレスを抱えているのだろうか？

実際に聞いてみると、やはりゴミの放置や停泊船への仕掛け絡み、航行妨害といった問題があり、釣り人なんていないほうが良いという意見はある。

しかし一方で、一言挨拶を交わしたりマナーを守って楽しんでくれれば、仕事に影響なければ問題ないという方もいるのです。

「漁港は漁師さんの仕事場所」。

釣りができる漁港があっても、そこはあくまで釣りをさせていただけている場所なだけであって、漁業関係者の方々のご厚意があって楽しませていただけているのです。

釣り人一人ひとりがこの気持ちを持っていないと、漁港の釣り禁止は今後も減っていくことはないだろう。

まとめ

今回の記事は参考になりましたでしょうか？
これから釣りを始める初心者の方や、話のネタの参考になれば幸いです。

今後も釣りに興味がある方にとって「話のネタ」や「楽しいお役立ち情報」をご紹介していきます。
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