市民ランナー目線で見る日本選手権
|身長より広い歩幅
本日から陸上日本選手権!注目は100mに集中していますが、初日は5000mの決勝が行われます。既に10000mで東京オリンピック代表に選ばれている相澤晃選手(旭化成)など有力選手が出場、しかし注目はまだ参加標準記録の13分13秒50を切るランナーがいないこと、勝負よりも記録に注目です。そしてスピードは市民ランナーからするとどのくらい早いのか検証しながら観戦しましょう。
|100m平均は15秒台!
13分13秒50がどの程度早いか!細かくに言うと400mトラックを62~63秒平均で走らなければなりません。100mに換算すると16秒(一周64秒)では参加標準記録を突破できません。1km5分ペースだと100m30秒とその差は倍です。
|歩幅は1.9m前後に!
市民ランナーのピッチの基準は180歩/分を刻むを目標としますが、5000mなどトップ選手のピッチを190~200歩/分平均で換算するとストライドは1.9m近くに!1km5分ペースだと1.12mなので、その差は80cm近くの差が驚愕です!
|膝下にも注目!
ランニングフォームを見ると、体幹は綺麗に安定して、大腰筋で腿上げ、ハムストリングを引き上げるなど様々なポイントが参考になります。その中で市民ランナーが陥りがちなのが膝下、多くは膝よりもつま先が大きく前に出てします。地面の反発を使い前に出るトップランナーと足先でストライドを稼いでします市民ランナーの違いがストライドの差に繋がります。
今日の5000mを応援しつつ、トップランナーのランニングフォームを目に焼き付けながらテレビ観戦しましょう。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.