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【京都市西京区】マンションの玄関でも飾れるね 放置竹林の竹を有効利用して自分だけのミニ門松作ったよ!

HOTSUU地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 いよいよ2023年もあとわずか、昔のように各家庭で正月準備という光景も希少になって来た感はあります。和風建築も少なくなっている昨今は、玄関の前に大型の門松を飾る家も少なくなってきています。そんな中、2023年12月26日、マンションの玄関でも飾れるようなミニ門松作りが行われました。

 西山山麓の大原野にある「中村竹研店」を会場に行われたのは、荒廃放置竹林の整備及び整備で伐採した竹の有効活用により、地域の自然環境の保全を目指しているNPO法人の「京都発・竹・流域環境ネット」が主催した「世界に一つの自分オリジナルの門松を作ろう! 大原野ミニ門松づくり」です。

 広報誌やSNSなどを見て、西京区や近隣市町村からスタッフを含める老若男女50人近くが参加しました。竹筒に竹チップが敷き詰められ、松の枝を基本に、ボタンやパンジーの花、南京はぜ、こけ、ミニ竹筒などで飾り付けをし、千両などでさらに彩を添えます。次々と参加者各々の独創的なミニ門松が出来上がっていきました。

 「松に神様が招福する」との伝承から松は必須ですが、あとはそれぞれ自由に創作していいのだとか。地元の大原野からお母さんと参加したさくらさん(8歳)は、広報誌を見て参加しました。「こんなんするの初めて、玄関に飾るの」と一生懸命に作り上げました。

 竹に触れる機会を求めて桂と向日市から友だち同士で参加したというみゆきさんとよしこさんのコンビは、「バランスを取るのが難しいわあ」といいながら、アイテムを駆使してミニとは思えないゴージャスな門松を仕上げました。「これくらいが玄関に可愛く飾れるわあ」と満足そうです。

 この28日に、京都市役所玄関にも門松を納めるという同ネットの吉田博次理事長は、「ミニ門松やからマンションなどの玄関でも靴箱の上とかでも飾れます。生活から竹がどんどんなくなっているので、これをきっかけに放置竹林の問題などにも目を向けてほしいですね」と話します。

 参加者は各々、自分で作ったオリジナルのミニ門松を持って帰途に就きました。2024年がすべての人に良き年となりますように、昔ながらの良き伝統を引き継いでほしいですね!

「京都発・竹・流域環境ネット」(外部リンク)京都市西京区大原野小塩町73-1  090-5057-3780

地域ニュースサイト号外NETライター(京都市)

 「YAHOO!ニュース ベストエキスパート2024 地域クリエーター部門 特別賞」を受賞 京都をこよなく愛する地域ニュースサイト号外NETの京都市担当タウンクライヤ―です。四国から大阪の元地方紙記者。観光ガイドをしながら京都時空観光案内2024(観光ガイドのための京都案内マニュアル)全19巻や「やさぐれ坊主京を創る 前田玄以の生涯」(京都文学賞一次審査通過)はじめ、京都を題材にした小説なども執筆しています。

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