唐津市の色んな地域で桜の開花が見られるようになりましたね。

今日は、中でも見事な大木の桜の木をご紹介します

唐津市菜畑の衣干山（きぬぼしやま）さくら公園の衣干（きぬぼし）百年桜です。

衣干山さくら公園は、唐津市菜畑のあんくるふじや唐津西店の前の交差点から二夕子郵便局方面に進み、緩やかな坂道を上ったところにあります。坂道を登る途中の道路沿いにも桜の木が。ピンクののぼりもあります。道路沿いの桜も美しいのですが、坂を登りきり、公園に到着すると公園の真ん中にすくっと立つ一本の大木のヤマザクラが。

なんという大きさ、見事さでしょう。圧巻です。これが衣干百年桜です。

衣干百年桜は樹齢１００年以上で幹回りが３・８メートルもあり、２０１６年に県の名木・古木に指定されました。ところが昨年の台風１４号で支柱ごと一部の枝が被害を受けてしまいました。秋に業者の方が、折れた切り口に薬を塗るなどして修復作業をされたそうです。

これが修復作業の跡でしょう。痛々しいですね。しかししっかりと丁寧に手当てをされているのが分かります。

枝が折れたにも関わらず、今年も見事に花を咲かせてくれました。ここしばらく天気が悪く、この日は数少ない晴れ間があった日だったのですが（３月25日時点）、8～9分咲きといったところでしょうか。それでも枝ぶりが大きい為、たわわに花を咲きほころばせていてほぼ満開といってもいい咲きぶり。天気にもよりますがあと数日で満開を迎えそうです。

この日も多くのお客さんが訪れていて、スマートフォンを片手に撮影したり、本格的なカメラを持っている方も多く、グループで見物を楽しんでいるお年寄りの姿なども多く見られました。木の周りにはベンチも用意されています。公園内の駐車場は入れ替わり立ち代わり車が入ってきていてたくさんの車が駐車してありました。公園の傍には臨時駐車場も併設されています。

公園もきれいに整備されています。ここまで桜や公園を維持し続けるには、地元の保存会の皆様の大変なご苦労があったのではないでしょうか。保存会の皆様には感謝の思いが沸いてきます。

優しい薄桃色の花にとても癒され、なんといってもその立ち姿には感動します。これからもずっとずっと美しく咲き続けますように・・・・

お天気のいい日は、桜の枝の間から唐津城や海が見えるかも。葉桜になってしまう前に、ぜひ衣干百年桜の優雅な姿を観に行ってみてくださいね。