台風7号が沖縄に明日接近。ANA・JALは本日午後~明日の那覇発着便全便は無料で変更・払い戻し可能に
梅雨明けをして、夏の旅行シーズンに突入した沖縄。この週末は突如発生した台風7号による影響が出そうだ。明日、7月1日に沖縄本島に最接近し、暴風域に入る可能性も十分に考えられ、那覇空港を中心に飛行機の便にも1日を中心に欠航や遅延便が出る可能性が出てきた。
この週末、全国各地から既に沖縄入りしている人やこれから沖縄へ向かう旅行者にとっては、予約している便が飛ぶかどうか不安だろう。6月30日の午前11時現在では、まだ欠航便の情報はないが、特に月曜日に仕事がある人にとっては、日曜日までに戻りたいと強く思っている人もいるだろう。
本日午後~明日終日に那覇空港を発着するANA・JAL便は無料で変更・払い戻し可能に
そのような状況の中で、特に予約の変更ができない航空券を持っている人にとっては、予約便が飛ぶかどうかを祈っている人もいると思うが、ANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)及びJALグループ便については、既に本日(6月30日)の午後及び7月1日に那覇空港を発着する全ての便において、台風により運航への影響が予測されることから、航空券の種類にかかわらず、無料で変更もしくは払い戻しができる取り扱いを開始した。
那覇空港以外にも、ANAは宮古、JALは久米島や南西諸島の空港も対象
6月30日午前11時現在では、ANAは那覇空港を6月30日正午~7月1日最終便までに発着する全便、7月1日に石垣空港、宮古空港を発着する全便が対象となる。JALグループ便(JAL、日本トランスオーシャン航空、琉球エアコミューター、日本エアコミューター)は那覇空港と久米島空港を6月30日正午~7月1日最終便までに発着する全便、7月1日に奄美大島空港、喜界島空港、徳之島空港、沖永良部空港、与論空港を発着する全便となっている。
(※2018年6月30日16時に石垣空港を追加しました)
まだ沖縄へ向けて出発する前であれば、往路だけでも台風による影響の出る期間に含まれていれば、復路便も無料での変更もしくは払い戻しの対象になる。ANA・JALグループ共に変更手続きをすることで、一部運賃を除き予約便から30日以内の空席がある便への変更が可能となる。予約変更不可の運賃については1回限りの変更のみとなるが、今回のケースでは7月1日の予約を持っている場合は、7月30日までの便に無料で変更でき、空席があれば7月の3連休に変更することもできる。ただ、7月に入ってホテルの料金も上がっているので、もし旅行を延期する場合には先にホテルの目処をつけて変更することをおすすめする。
変更やキャンセルはホームページ上からも可能
変更・キャンセルについては、一部旅程や運賃を除き、ANA及びJALのホームページ上からの変更手続きができる。ホテルについては、ホテル毎に対応が異なり、台風の場合にはキャンセル料なしで対応してくれるケースもあるので、直接ホテルに電話で相談してみるといいだろう。
繰り上げて本日中の便に乗るという選択肢もある
現在沖縄に滞在中で、明日(7月1日)の航空券を持っている場合、予定を繰り上げて本日中に沖縄を離れる方法もある。予約変更不可の航空券における天候による運航への影響が予想される場合には前倒しすることも可能となっているが、既に本日那覇空港を出発する東京・大阪方面への午後便は全便満席になっており、本日中の便に乗りたい場合には空港で空席待ちをして乗ることになる。
LCCの場合は原則、欠航が決まらないと対応できない
LCC(格安航空会社)の場合は、基本的には便が欠航した時点で変更やキャンセルの取り扱いになることから現時点で前倒しすることはできないので、欠航になってしまうと当日中に飛行機に乗れない可能性も十分に考えられる。最新の情報は利用する航空会社のホームページで確認して欲しい。