冷温対応のミニ冷蔵庫!使って分かった良い所、悪い所
今年の夏は特に暑く感じますね。こんなに暑いとクーラーのついている部屋から極力出たくない。けど冷たい飲み物は飲みたい!って思うことも多いですよね?
今回はそんな願望をかなえてくれるかもしれない冷温に対応した「冷温庫」を紹介します。私も前から存在は知っていたのですが「温めが出来る冷蔵庫?というイメージ」だったので実際に購入して試してみました。
こちらがドンキの「ワタシの側近 9L冷温庫」です。2023年6月に購入して価格は10,978円(税込)※購入当時の金額
「冷」も「温」も出来るなんて最高の製品じゃないか!と思った方も多いかと思いますが良い所も悪い所もある製品なのでその部分も含め紹介していきます。
■ポイント
・冷も出来る、温も出来る
・良くも悪くもコンパクト
・車載可能
・約1万円と値段も手が出しやすい
外装や機能
まずサイズですが「約24.1cm×28.8cm×36.1cm」です。重さは約3.6kg
実際に持ってみると↓
片手で簡単に持つことが出来ます。
付属品には「AC電源コード、DC電源コード」が付いてます。家庭用のコンセントから稼働も出来るし、車のシガーソケット(アクセサリーソケット)から稼働させることも可能です。
背面はモードを切り替えるためのスイッチが「温」「OFF」「冷」の順で並んでます。
電源に関してもDCとACとで端子が分かれています。
あとは近年電気代の値上がりもあるので参考程度に消費電力です。
「冷」は54W、「温」は48Wとなっています。サイズの割には少し高めに感じますがミニサイズなので通常の冷蔵庫の半分くらいです。※冷蔵庫のサイズによって消費電力は違うので参考程度に。
デザインとして特徴的なのは正面です。正面はミラーになっておりオシャレです!
部屋置きして鏡代わりにも使えるぐらいのミラーです。
更に正面の下にタッチパネルのスイッチがあって触ると縁が光ります。
ちょっとくらい時や女性であればメイクなどをする時に役立ちそうでしょうか?
収納
中身は2枚の仕切り板(取外し可能)にドアポケットがあります。
庫内の容量は約9Lとのことなのでここにどれだけのモノが入るのか試していきます。
まずは仕切り板を入れた状態で入れてみました。
紙パック(180ml)や缶類は真っすぐ横にしても入りました。
500mlペットボトルも入りますが真っすぐだと入らないので斜めにしてみると入ります。
1L、2Lは入りませんでした。
仕切り板を外すと結構スッキリします。これならペットボトル系も入りそうですね。
500,600mlペットボトルを入れてみましたが仕切り板、収納ポケットを外すとギリギリ6本入りました。
更に大型ということで1Lと2Lで試したところ1Lはギリギリ入りましたが2Lは頑張っても無理なサイズでした。この辺りも近年はペットボトルの形も多様化しているので参考程度に思っていただければと思います。
サイズも限られているので欲しいものだけ並べる使い方が良いかなと思います。
「冷」と「温」について
ちなみに冷やす機能の方ですが、出来る範囲としては「保冷」のレベルです。
公式サイトにも「保冷温度:最大で周囲温度より約-15(周囲温度約25時)」と記載があります。
検証した日も外気温が28度程度で「冷」にスイッチをいれて3,4分程度経過した後に温度を測った所「約19度」でした。カタログ値通りならあと5度は下がりますが0度までは難しくあくまで「保冷」のレベルにとどまるのでご留意ください。
ただ、ある程度は冷えるので飲み物を冷やしたりするのには良いぐらいです。
次は「温」です。
庫内の一番温かくなる部分は65度に達します。これもレベル的には「保温」になります。
こちらは数分温めたパンが約50度まで温まりました。
今の季節は暑いので使いづらいですが、冬などに肉まんを温めるとおいしそうです。
良かった所、悪かった所(注意点、留意点)
今までの内容で何となく良い所、悪い所を感じた人もいると思いますが改めてまとめます。
■良い所
・「冷」も「温」も使える
・小型なので持ち運びが簡単
・DC電源があるので車載冷温庫としても使える
あくまで手軽に使うという意味ではある程度の機能は備えています。
持ち運びも容易なのでオートキャンプ場など電源サイトがある場所では外でも気軽に使えそうです(防水、防塵では無いので注意)
それ以外にも鏡が付いているということで、部屋に置いてリビングの冷蔵庫に行かずして部屋の中で冷たいものや温かいものが取り出せるのでそういったニーズに対して応えれる製品かなと思います。
■悪い所(注意点、留意点)
・冷も温も「保冷」「保温」レベル
・庫内のサイズが微妙に使い切れない
大事な所なのですが保冷、保温なのでアイスを入れておきたい、氷を作りたいなどは無理です。緩やかな冷たさなので入れた飲み物がすぐにキンキンに冷えたりなど期待する場合には冷温庫ではなくポータブル冷蔵庫という冷蔵庫の機能のみの製品をチョイスした方が失敗が少なくなります。
あと、庫内のサイズ感が500mlペットボトルを入れると隙間が多くて少しもったいない感じになりますし、9Lまるまる使えるわけでは無いので注意が必要です。
サイズ的にも家族で使うというより一人で使うのに適した製品だと思います。
全体を通して
良くも悪くも「冷」も「温」も両方使える。その代わりその性能は少し緩やかになっています。
ガチガチの冷蔵庫と思わず、部屋のちょっとしたミニ冷蔵庫として使ったり、アウトドア、旅行用のミニ冷蔵庫として使うのが良いのかなと感じました。
なので、この良い点、悪い点を分かった上で購入して頂く分には間違いは少なくなると思いますがココを知らずに買うと「思ったのと違う」と感じる人も多いので皆様も店頭に並んでいる製品を見かけたら一度性能などを改めて確認して頂ければと思います。
また今回の製品は動画にもしています。
使い方やサイズ感などこちらでも確認できますのでお時間があれば合わせてご覧頂ければと思います。