就活生のウソ・「盛る」を採用担当者が見破る方法
就活生のウソ・「盛る」を見破る方法
学生のウソ・盛るは今も昔も
就活において、ウソ・盛るは今も昔も変わりません。
しかし、企業からすれば、学生のPRポイントを信じて採用したところ、大したことはなく、がっかり。
挙げ句、採用担当者が他部署から「今年の人事は何をやっているんだ。あんな外れ人材を採用するなんて」などと怒られることになります。
当連載は、採用担当者を想定読者としてお送りするものです。
その一回目が「学生のウソを見破る方法」。
エントリーシート・履歴書、面接の2段階で7点、ご紹介します。
それから、ウソを見破った後はどうするべきかについてもまとめました。
エントリーシートのウソ
エントリーシートのウソは以下の3点です。
1:検証不能な数字を多用している
例:「サークルの副部長として指導力を発揮~その結果、発表会では例年より150%増加となる2000人が来場」
こういう就活生は多いです。それでも自信のある学生や正しいノウハウを身につけている学生であれば、実績・成果だけでなく、経過を丁寧に書こうとします。
一方、ウソ・盛るをメインで書く学生は実績・成果を中心に書こうとします。その結果、採用担当者には検証しづらい数字を列記します。
2:学生の権限以上に実績が大きすぎる
例:「飲食店のホール責任者として来客者数増加策に着手。キャラクターグッズをプレゼントする方策を考案し、実現。その結果、来客者数が大幅に増加した」
ちょっと考えれば、学生アルバイトにそう大きな権限など与えられません。が、エントリーシートでは学生の権限を越えた実績・成果が飛び交います。その典型が冒頭の例。
飲食店(ファミリーレストラン)のアルバイトだった学生が私に持ち込んだものです。書類選考落ちが続く、と言うので、見たところ、このエピソードがありました。
石渡「あのさあ、これホント?ファミレスの××(有名チェーン)でしょ?その一アルバイトに過ぎないあなたが、本当にキャラクターグッズをプレゼントする方策を考えた?」
学生「いや、実はこれ、本部が決めたことで…」
大きすぎるエピソードは本当であればディテールがきちんと描かれています。
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