iPhone 6s/6s Plusユーザーに恩恵。AppleがiOS 9.1の配布を開始
10月22日未明、AppleがiPhone搭載OS『iOS 9.1』のソフトウェア・アップデートの配布を開始しました。
アップデート内容
iOS 9.1のリリースには、以下の新機能、機能改善、バグの修正が含まれているとのことです。
- Live Photosで、iPhoneを上げたり下げたりしたときの録画を自動的に回避するため、それらの動きをインテリジェントに感知する機能を追加
- Unicode 7.0および8.0の絵文字に完全に対応した、150以上の新しい絵文字
- CarPlay、“ミュージック”、“写真”、Safari、検索などの安定性を向上
- マルチタスクUIのパフォーマンスを向上
- “カレンダー”が“月”表示で応答しなくなることがある問題を修正
- 一部のユーザがGame Centerを起動できない問題を修正
- 一部のAppの内容が拡大表示される問題を解決
- POPメールアカウントの未開封メール数が誤って表示されることがある問題を解決
- 新しいメールまたはメッセージから最近追加された連絡先をユーザが削除できない問題を修正
- “メール”の検索結果で一部のメッセージが表示されない問題を修正
- オーディオメッセージの本文内にグレイのバーが残る問題を解決
- 一部の通信事業者でアクティベーションエラーが起きる問題を修正
- 一部のAppをApp Storeからアップデートできない問題を修正
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください。
Apple セキュリティアップデート (Apple Security Update) - Apple サポート
注目の更新内容
大きく変わる点はLive Photosの改善です。
Live Photosは、写真の前後1.5秒ずつ、合計3秒間を動画に収めて「動く写真」が撮れる機能のことです。iPhone 6s/6s Plusから搭載された3D touchを使うと、Live Photosの「動く写真」を再生できます。
しかし、このLive Photos機能がONになっていることを知らず、もしくはONになっていても気にせずに「シャッターを切ったあと1.5秒間待たずにカメラを下げる」人が続出。残り1.5秒がブレブレの動く写真が多く撮られる事態となりました。
今回の修正では、iPhoneを上げたり下げたりしたときの動きを感知し、自動的に録画を回避します。Live Photosで撮影された写真のサイズは通常の写真と比べて大きいため、これにより不要な録画で容量を圧迫される恐れが改善されます。