間違いを恐れる子どもに効果的だった!小学校の先生の実践する3つの方法
うちの子、間違うことを怖がっていて、授業中に手を挙げないくらいです。どうしたらいいですか?
このように悩んでいるママからの相談を受けました。今回は、私が小学校の教師の経験を生かして効果があった3つの方法をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
1. 間違いは悪いことではないと伝える
「大丈夫だよ」「心配しないで」だけでは、子どもの気持ちに寄り添えません。子どもは、自分が間違えたら何か悪いことが起こると思っているのです。だから、まずはその思い込みを崩すことが大切です。
効果的な声かけその1
「間違えたらどうなると思う?」
そこで、私は息子に「間違えたらどうなると思う?」と聞いてみました。すると、息子は「先生に怒られる」「友だちに笑われる」と答えました。私は、それらのことが本当に起こるかどうか、一緒に考えてみることにしました。
効果的な声かけその1+α
「本当に、先生は間違えた子を怒るのかな?」
「本当に、友だちは間違えた子を笑うのかな?」
具体的な事例を出して、息子に問いかけました。すると、息子は「先生は、間違えた子に優しく教えてくれる」「友だちも、間違えたことがあるから、笑わない」「テストで点が悪くなるのは、勉強が足りなかったからかも」と自分で気づいてくれました。
私は、息子が自分で答えを見つけられたことを褒めて、「間違えることは、誰にでもあるし、悪いことではないんだよ。間違えたことから、学ぶこともあるし、成長することもあるんだよ」と伝えました。息子は、少し安心したように笑ってくれました。
NGな声かけその1
「大丈夫だよ。心配しないで」
このような声かけは、子どもの不安を取り除くことができません。むしろ、子どもは「親はわかってくれない」「自分はダメな子だ」と感じてしまうかもしれません。子どもの気持ちを無視したり、否定したりするのは、NGな声かけです。
2.チャレンジしたことを褒める
「できるようになるまで頑張って」と言うだけでは、子どものプレッシャーになります。子どもは、自分ができないと思っていることに挑戦するのは難しいのです。だから、まずはその挑戦する気持ちを認めてあげることが大切です。
効果的な声かけその2
「すごいね。やってみようと思ったんだね」
子どもがチャレンジすることを認めて、応援してあげることで、自信を持つことができます。
NGな声かけその2
「できるようになるまで頑張って」
このような声かけは、子どもにとっては負担になります。子どもは、親の期待に応えようとして、無理をしてしまうかもしれません。子どもの能力やペースに合わせて、適度に励ましてあげることが大切です。
3.小さな成功体験をさせる
「もっとできるようにならないと」と言うだけでは、子どもの自己肯定感を下げてしまいます。子どもは、自分ができないことばかりに目がいってしまうのです。だから、まずはそのできたことを見つけてあげることが大切です。
効果的な声かけその3
「今日はどんなことができた?」
こんなふうに聞くと、子どもは「算数の問題を1つ解けた」「友だちと一緒に遊んだ」「先生に質問できた」と答えます。ママはできたことを一つ一つ褒めて、「すごいね。よくできたね」と伝えるようにするとよいですよ。小さな成功体験を積み重ねることで、自分の力を認めて、自信を持っていくことができます。
NGな声かけその3
「もっとできるようにならないと」
このような声かけは、子どものやる気を削ぎます。子どもは、親の満足するレベルに達していないと感じて、自分を責めてしまうかもしれません。子どものできたことを認めて、褒めてあげることが大切です。
まとめ
以上が、私が実践した3つの方法です。ぜひ参考にしてみてください。あなたのお子さんが、間違いを恐れずに、自信を持って、楽しく学べるようになることを、心から応援しています。
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