【100均で知育】ダイソー商品で”算数ができる子”を育てる方法を解説
私は現在ライターとして活動をしていますが、元々は高校・中学校で数学の教員として働いていました。
簡単な経歴は、以下の通りです。
- 小学校で算数の教育ボランティア経験あり
- 中学校・高校で数学の教員経験あり
- その他、学習塾の講師や家庭教師の経験あり
そんな私が今回は、ダイソーで買える「100円おけいこワーク」の活用法を解説していきます。算数や数学が好きな子・得意な子に育てるにはどうすれば良いのか、ダイソー商品を例にご紹介します。
ダイソーなら100円でかず・算数の「おけいこワーク」が買える
ダイソー・セリア・キャンドゥなどいろんな100円均一ショップがありますが、中でもダイソーは商品のラインナップが豊富です。最近特に私が注目しているのは、ダイソーで買えるカードやワークなどの「知育玩具」です。
「100円なのにこのクオリティは凄すぎない!?」
と驚く商品ばかりで、ダイソーに行くとついつい時間を忘れて眺めてしまいます。そんなダイソーで、「かず」や「もじ」といったお勉強用のおけいこワークが販売されているのはご存じでしょうか。
例えば「かず」のワークシリーズなら、
- はじめてのかず:3才向け
- かずあそび:4才向け
- かずだいすき:5才向け
- かずのおけいこ:6才向け
といった4種類が販売されています。このワーク以外にも、「もじ」や「ちえ」といったシリーズや小学生向けのワークも販売されています。今回は、これらのダイソーで買える100円ワークの活用法について解説していきます。
「勉強ができる子」「勉強ができない子」の特徴は?
そもそも、「勉強ができる子」と「勉強ができない子」の差は一体なんなのでしょうか。いろんな要因があるものの、今回は「ワークの使い方」に焦点を当ててそれぞれの特徴を見ていきたいと思います。算数や数学に限らず、勉強ができない子のワークの使い方には2つの特徴があります。まずはこの特徴から見ていきましょう。
勉強ができない子の特徴①いろんなワークに手を出してしまうタイプ
まず1つ目は「いろんなワークに手を出してしまうこと」です。1つのワークが終わる前に別のワークを始めてしまうタイプや、受験前に不安になって急に新しいワークに手を出してしまうタイプです。もちろん、1つ目のワークが完璧にできたのであれば、次のワークに進むのは良いことです。基礎がしっかりできていれば、ステップアップしてどんどん難易度が高いワークに挑戦すべきとも言えるでしょう。しかし、1つ目のワークでそもそも間違えが多かったのにもかかわらず、1度解いただけで満足してしまうタイプは「算数や数学ができない」傾向があります。
勉強ができない子の特徴②ワークにそのまま書き込んでしまうタイプ
2つ目の特徴は「ワークにそのまま書き込んでしまう」こと。この時点で、ワークは1回やれば良いものだと考えてしまっていることがわかります。
勉強ができる子の特徴①1つのワークを決めてとことんやり込むタイプ
逆に、勉強ができる子は「1つのワークを決めてとことんやり込みます」。つまり、1度解いたら終わりではなく、繰り返し問題を解くということです。ただし、毎回すべての問題を解くのではなく、できなかった問題や解くのに苦労した問題だけを繰り返すだけでOKです。できなかった問題は何度も解き直してできるまでやる、という子どもは間違いなく学力が伸びていきます。
勉強ができる子の特徴②ワークに書き込まずノートに解くタイプ
また、勉強ができる子は「ワークにそのまま書き込まない」というタイプが多いのも事実です。学校の授業や夏休みの宿題で書き込み式のワークを使用することがありましたが、だいたい勉強ができる子は「ノートに解いても良いですか?」と質問をしてくることが多いのが印象的でした。
ダイソー商品でもOK!”算数ができる子”を育てる方法
算数や数学ができる子に育てたいのであれば、「勉強ができる子の学習スタイル」を幼少期に身につけさせてあげることが重要です。そのため、幼少期から「ワークの使い方」には気をつけた方が良いでしょう。ダイソー商品でも、使い方によって学習効果は大きく変わってきますよ。
ワークを使用する際の注意点
子ども用のワークを購入したら、以下の2点に注意すると良いでしょう。
- 書き込み式のワークは基本的に印刷して使う
- できなかった問題は必ずもう一度解かせるようにする
この2つのポイントを押さえるだけでも、かなりの差が出てきます。ダイソーでワークを購入したらすぐに取り組むのではなく、まずは印刷をしてあげましょう。
そして、1ページまるごとできたらOKにします。逆に、1つでも間違えたところがあれば、もう一度そのページのコピーを取り再チャレンジさせましょう。再チャレンジするのは、その日でなくても構いません。大切なのは、できない問題をなくすこと。できなかった問題は、確実にできるまで繰り返し取り組むことで、算数や数学なら解けない問題がなくなっていきます。こうした習慣を幼い頃からつけておくことが重要です。
子どもの学習スタイルは幼少期に決まる
子どもの学習スタイルは、幼い頃からの習慣によってほぼ決まります。幼少期からワークの使い方を徹底しておけば、それが当たり前となり、「勉強ができる子の学習スタイル」を身につけることができるのです。逆に、幼少期から
- 机に向かう習慣がない
- ワークは一度やったら満足してしまう
- やらなければならないことを時間ギリギリまでやらない
といった習慣になっていれば、小学校や中学校に入っても同じ道をたどることになります。学習スタイルが確立されていないと、どんなに良い参考書やワークを使っても学力は伸び悩んでしまいます。そのため、まずはワークの内容以上に「ワークの使い方を学ぶ」ということが求められます。
【まとめ】ダイソーでおけいこワークを買ったらまず親がやるべきこと
最後に、大切なことなのでもう一度おさらいしておきます。ダイソーでおけいこワークを買ったら、
①ワークを印刷する
ということだけ、なんとかママ・パパさんが頑張ってください。おけいこワークはそれほど枚数多くないため、数分でできるはずです。そして、
②できなかった問題があったらまたそのページを印刷してあげる
ということを繰り返しやりましょう。ちょっと面倒だな……と思うかもしれませんが、この習慣こそが子どもの未来の学習スタイルに大きな影響を与えます。子どもの将来のために、ママ・パパさんも少しだけ一緒に頑張ってみてくださいね。