京都の老舗和菓子屋がつくる、桜仕様のもちもちアマビエ和菓子にほっこり
今回ご紹介するのは、京都にある老舗和菓子屋、二條若狭屋さんのアマビエ和菓子です。
昨年、新型コロナの流行と共に一躍有名になったアマビエは、疫病の予言をし、自らの姿を書き写して人に見せると病を除けると言い残した半人半魚の妖怪。
SNSでアマビエのイラストが流行るなか、一軒の和菓子屋さんがアマビエの練りきりを作ったのをきっかけに、多くの和菓子屋さんが、素敵なアマビエの和菓子を作ったのは、記憶に新しいのではないでしょうか。
京都の二條若狭屋さんもまた、一日も早くコロナウイルスが世界からなくなりますようにと、願いを込めてアマビエの和菓子を作りはじめたのだそう。
多くの和菓子屋さんが練りきりでアマビエ和菓子を作るなか、二條若狭屋さんは京都の老舗和菓子屋さんらしく外郎生地で作り、季節に応じて様々なアマビエを作っておられました。
バレンタイン、ホワイトデー、お雛様、節分、クリスマスなど、去年から今年にかけ、色合いや飾り、中の餡を変え、数多くのアマビエを作り出しています。
今回ご紹介するのも、そのシリーズの一つ。桜の季節限定の品、アマビエSAKURAです。
柔らかい色合いの外郎は、中に桜あんの入った和菓子。こちらは二つ入っていますが、店舗で購入すると一つからの購入が可能です。
淡いピンクの髪に小さい桜をあしらったアマビエさんは、ゴマで出来たつぶらな瞳がなんとも味わいがあります。春らしい雰囲気が桜の季節や入学式などの贈り物としても喜ばれそうな和菓子です。
また、季節限定ではない、アマビエ三姉妹という品もあります。
こちらは、ユーモアあふれるアマビエさんたちが「おこしやす~」という表情でひょっこりご挨拶。
アマビエ三姉妹はそれぞれ、生姜あん、梅あん、栗あんが入った外郎和菓子。色も少しずつ異なるので、とても華やかです。
アマビエSAKURAと共にお皿に並べてみると、春らしい色合いを楽しむことができます。
デザインが可愛らしいので、食べてしまうのが申し訳ないような気持ちになりますが、心を鬼にして一つだけ、カットしてみます。
こちらはアマビエSAKURA。桜あんの香りと、しっとりもちもちの生地がよく合います。
二條若狭屋さんの公式ホームページでは、アマビエ和菓子以外の春の上生菓子、そしてレトロなパッケージが人気の不老泉なども購入が可能ですので、しばらく旅行は避けようと思っている方でも、ご自宅で京都旅行を楽しめるかもしれません。
季節に応じて可愛く変化する、淡い色合いが魅力のアマビエ和菓子のご紹介でした。
今回ご紹介したお店
アマビエSAKURA 2個入 864円(税込)
アマビエ三姉妹 1296円(税込)