【名古屋市】意外にも自然の宝庫!? 名古屋が誇る「登山&ハイキングスポット」4選
あまり自然のイメージがない名古屋ですが、実は市内の至るところに登山・ハイキングスポットが点在しているのはご存知でしょうか。
一番メジャーなのが、猿投山から知多半島へと続く長大な「東部丘陵」。名東区や天白区を中心として、たくさんの緑地が残されているのが特徴です。
今回はそんな名古屋の「登山・ハイキングスポット」をまとめてご紹介!清々しい気温で行楽シーズンのこれから。ぜひ近くの自然を体験してみてください。
猪高緑地(名東区)
都会の中にありながら、里山の原風景が残り、美しい自然を堪能できる「猪高緑地(いたかりょくち)」。棚田や湿地など、名古屋に本来根付いている自然の豊かさを感じられるスポットです。変化に富んだ遊歩道が整備され、短時間で気持ちの良いハイキングを楽しめます。
オススメは、名古屋で2番目に高い「親鸞山(しんらんさん、標高111.6m)」を目指すルート。生命力溢れるナラの原生林が美しいです。途中には、木曽の名峰「御嶽山(おんたけさん、標高3,067m)」を望む展望台も!
また展望台の正面には、愛知県の名山・猿投山(さなげやま)を背景として、日進・長久手の町を一望。緑と青のコントラストがとても爽快です。
<猪高緑地>
住所:愛知県名古屋市名東区猪高町
電話番号:052-703-1300
アクセス:名古屋ICから車で約5分(緑地西側の駐車場に止めましょう)
※駐車場は9時~16時45分まで
うるおいの森(天白区)
東山動植物園の下に位置しており、里山の原風景が守られている天白区裏山。その中には「うるおいの森」というハイキングコースが整備されています。
1周1時間ほどと初心者でも手軽に歩ける内容ながら、湿地帯から樹林帯、ユーカリの畑まで変化に富んだ山歩きを楽しめ、「これほど名古屋の自然の表情にはバリエーションがあったのか!?」と驚かされる内容です。
中でもすり鉢状の崖になっている人間地獄は必見。独特の地形は見応えがあり、奥行きある緑の風景が楽しめます。また天白渓湿地も都会のオアシス!清々しい季節こそ、ぜひ足を運んでほしい気持ちの良いコースです。
<うるおいの森>
住所:愛知県名古屋市天白区天白町大字八事裏山
アクセス:地下鉄名城線・八事日赤から徒歩約20分、公園内に駐車場あり
植田山(天白区)
知る人ぞ知る天白区の名山「植田山」。植田山第1号線から東山公園へと抜けて、舗装路で帰ってくる周回コースを歩くことができます。
特に展望の良いポイントはないものの、野趣に富んだ里山風景が根付いているのが魅力。山頂の場所が少し分かりにくいですが、それも含めてアドベンチャー感が味わえますよ。1周1時間ほどでありながら満足度の高いコースです。
緑の美しさは格別で、木漏れ日のトンネルや緑のシャワーなど、まるで絵画の中に足を踏み入れたような美しい自然の中でハイキングに没頭することができますよ。先ほどまで日常にいたのに、少し足を踏み入れるとそこは非日常。名古屋らしい登山の醍醐味ですね。
<植田山>
住所:愛知県名古屋市千種区天白町大字植田植田山
アクセス:東山公園 植田山駐車場から徒歩すぐ
東谷山(守山区)
名古屋市最高峰「東谷山(とうごくさん、標高198.4m)」。麓の東谷山フルーツパークをはじめとして、いくつかの登山道が整備されています。2010年には、ニホンカモシカの生存も確認されたほど、豊かで美しい自然が広がっているのが特徴です。
また登山の道中には、志段味(しだみ)古墳群という、尾張地区の首長のお墓が築かれており、歴史探訪的な楽しみもあります。自然と歴史が交わる場所というだけで、心惹かれるのは私だけでしょうか。
山頂には3階建ての「東谷山展望台」が設けられています。一番上までのぼれば、春日井方面を一望する180度のパノラマが展開!遠く名古屋も望み、登山の情緒を味わえる市内随一のスポットです。
<東谷山>
住所:愛知県名古屋市守山区 瀬戸市十軒町944
アクセス:
【東谷山フルーツパークまで】
春日井市街から車で約15分、名古屋市営地下鉄 藤が丘駅「藤が丘」発「東谷山フルーツパーク」行き終点下車徒歩13分
【東谷山山頂まで】
登山口→(約10分)→南社古墳→(約10分)→中社古墳→(約5分)→山頂