ゴボウは「白くなるまで洗わないで下さい!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「ゴボウ」は好きですか?
ゴボウの定番料理といえば…やはり、「きんぴらごぼう」ではないでしょうか。あのシャキシャキとした食感と、絡み合う甘辛いタレはご飯のお供にぴったりの存在です!そんな、食感がたまらないごぼうですが…皆さんはどのように洗っていますか?今回はごぼうについて、特に「ゴボウの正しい洗い方」に注目したいと思います。『洗い方なんて、大丈夫だわ!』と思っている方も、最後まで読むと新しい気づきを得られるかもしれません。ぜひ、最後までお付き合いください!
今回の目次
- 皆さん、洗いすぎです!
- ゴボウの皮に潜む「クロロゲン酸」
- ゴボウの正しい洗い方
- まとめ
皆さん、洗いすぎです
ゴボウを洗うときに、タワシなどでゴシゴシと白くなるまで洗っていませんか?もし、そのようにしている方がいたら、今日からその方法を見直しましょう!
『だって、あれは泥でしょ?』と思うかもしれませんが、確かにゴボウには泥や土などの汚れが付着しています。しかし…
白くなるまで洗ってしまうとゴボウの皮も一緒に剥がれてしまい、大切な「栄養」や「風味」を失ってしまうのです!
茶色いゴボウを真っ白にすると、やりきった感があるかもしれませんが、実は損をしているのです。
ゴボウの皮に潜む「クロロゲン酸」
ゴボウの皮には、たくさんの栄養素が含まれていますが、その中で最も注目ずべきなのは、「クロロゲン酸」です。
【クロロゲン酸とは…】
ポリフェノールの一種で、強い抗酸化力を持ち、体内の酸化を抑制したり、糖尿病や脂肪の蓄積を予防したり、さらにはガンの予防や、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
クロロゲン酸はゴボウの本体よりも皮に多く含まれており、その量はなんと2倍にもなると言われています。つまり、ゴボウを白くなるまで洗ってしまうと、この貴重なクロロゲン酸が大量に失われてしまうのです!
ゴボウの正しい洗い方
では、ゴボウはどのようにして洗うのがベストなのでしょうか?せっかくなので、ゴボウの正しい洗い方の一連の流れを見ていきましょう!
その前に知っておいて欲しいことがあります。
ゴボウを洗う目的は、泥を落とすことです。
決して、白くすることではありません!
正しい洗い方としては…
まず、たわしを使わずに水を当てながら、「指」で軽くこすって泥を落としてみましょう。それで十分に泥が取れるなら、もうOKです!もし、泥が頑固でなかなか取れない場合は、「たわし」で軽くこすりながら洗ってください。ただし、何度も言いますが、ゴシゴシと白くなるまで洗うのはNG!
まとめ
- ゴボウは白くなるまで洗わない
- 白くなるまで洗うと、泥だけでなく皮も一緒に剥がれてしまう
- 皮には「クロロゲン酸」が豊富
- 洗う際は指で軽くこすってみて、それで十分に泥が取れるなら、もうOK