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2月に学級が荒れるのはなぜ?子どもの心の動きを見逃さない!学校の先生が教える学習や心のケアとは?

ナナホシ教育/子育て/学校

 「小学校の魔の2月」とは、学期の中盤である2月に、子どもたちの気が緩んで学級が荒れやすくなるという現象です。この時期には、子どもたちの学習や心の状態に様々な影響が出る可能性があります。保護者の方は、どのように子どもたちにサポートをすればよいのでしょうか?今回は、小学校の先生の声や、学校の対策についてご紹介します。

子どもたちの心の変化

 2月は3学期の中盤であり、卒業に向けての行事も多くなる時期です。子どもたちは、自分の将来や進路について考えたり、友だちとの関係に変化があったりします。そんな状況で子どもたちは、不安や緊張を感じることがあります。また、受験や進級に向けての勉強にプレッシャーを感じたり、親や先生の期待に応えられるかどうか心配したりすることがあります。こういった心の変化は、子どもたちの学習や行動に影響を与えることがあります。

学級の荒れの兆候

 学級が荒れるときには、子どもたちの学校生活における「ていねいさ」と「切り替え」に問題があることが多いと考えられています。例えば、以下のような行動が見られることがあります。

⑴ていねいさに欠ける行動

  • 着替えや持ち物の管理ができない
  • 教室や廊下に物が落ちていたり、汚れてたりしている
  • 宿題や提出物が遅れる
  • あいさつや礼儀ができない

⑵切り替えが苦手な行動

  • 授業が始まっても席に着かない
  • 授業中に話したり遊んだりする
  • 授業に集中できず立ち歩く
  • 先生の話を聞いているときにしゃべってしまう

 これらの行動は、子どもたちの学習や心の状態に悪影響を及ぼすだけでなく、学級の雰囲気や仲間づくりにも影響を与えることがあります。学級が荒れると、子どもたちの自己肯定感や学校への帰属感が低下し、不登校やいじめなどの問題が起こる可能性があります。

学校の対策

 学校では、中学受験のために長期欠席する子どもに対して、学習のフォローや連絡の取り方などを工夫しています。また、学級の荒れを防ぐために、以下のような対策を取っています。

⑴子どもたちの「ていねいさ」と「切り替え」をチェックする

  • 子どもたちに自分の行動を振り返らせるチェックシートを作成し、定期的に記入させる。
  • チェックシートの結果をもとに、子どもたちのがんばりや課題をほめたり、助言したりする。
  • チェックシートの結果を保護者にも伝え、家庭と学校の連携を図る。

⑵子どもたちの心のケアをする

  • 子どもたちの悩みや不安を聞く時間を設ける。
  • 子どもたちの感情や気持ちを表現させる活動を行う。
  • 子どもたちの自己肯定感や自信を高める言葉や態度で接する。
  • 子どもたちの卒業や進級に対する期待や不安を共有する。

⑶学級の雰囲気や仲間づくりを促進する

  • 学級の目標やルールを見直し、子どもたちと話し合う。
  • 学級の活動や行事に子どもたちの主体性や創造性を生かす。
  • 子どもたちのいいところを見つけて朝の会や帰りの会で発表する。
  • 子どもたちの協力や助け合いをほめたり、感謝したりする。

保護者のサポート

 魔の2月を乗り切るためには、保護者のサポートも必要です。以下のようなことをして、子どもたちをサポートしてください。

⑴子どもの「ていねいさ」と「切り替え」を見守る

  • 子どもの着替えや持ち物の様子を確認する。
  • 子どもの宿題や提出物の進捗を確認し、必要なら声かけをする。
  • 子どもがあいさつができたら褒める。
  • 帰宅後や就寝前にリラックスできる時間や空間を作る。

⑵子どもたちの心のケアをする

  • 子どもの悩みや不安を聞くときには、否定や批判をせず、共感や理解を示す。
  • 子どもの感情や気持ちを否定せず、表現する方法やコントロールする方法を教える。
  • 子どもの自己肯定感や自信を高めるために、能力や努力だけでなく、性格や個性もほめる。
  • 子どもの卒業や進級に対する期待や不安を受け止め、応援や励ましの言葉をかける。

⑶学級の雰囲気や仲間づくりに関心を持つ

  • 子どもの学級の目標やルールについて聞き、尊重や理解を示す。
  • 子どもの学級の活動や行事について聞き、興味や関心を示す。
  • 子どもの友だちの名前や特徴を覚え、把握しておく。
  • 子どもの友だちとの関係やトラブルについて聞き、適切な対処法やアドバイスをする。
  • 子どもにトラブルがあったら、担任の先生に知らせる。

まとめ

 小学校の魔の2月は、子どもたちにとっても、保護者にとっても、大きな試練の時期です。しかし、この時期を乗り越えることで、子どもたちは成長し、保護者は子どもとの絆を深めることができます。学校と家庭が協力して、子どものサポートや心のケアをしていきましょう。そうすれば、子どもたちは、卒業や進級に向けて、自信と希望を持って、新しいステージに進むことができるでしょう。

教育/子育て/学校

教育や子育てのことでお悩みの保護者や子ども、学校の先生のお力に少しでもなれたら幸いです。記事を読んで「いいな」と思ったら、フォローしてくれると嬉しいです。

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