【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動 ! Part55:胸を叩く
みなさん、こんにちは~!
いつもご覧いただき、ありがとうございます!
今回も「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」をどうぞお楽しみくださいね~♪
さてさて、これまでにお届けしたシリーズ第1弾から、もう読んでいただけたでしょうか?まだ読んだことがないという方は、ぜひ、この機会に読んでいただけると嬉しいです^^
さあ!それでは、今回の不思議をさっそく見ていきましょうね~!
今回の不思議な行動&シーンはこちらです!
「悲しいときや辛いとき、感情が高ぶると胸をゴンゴン叩く!」
泣きながらゴンゴンと自分の胸を叩くシーン、韓国ドラマのなかによく出てきますよね!
誰かが亡くなってしまったときや恋人から突然別れを告げられたとき、自分の出生の秘密など重大な秘密を知ってしまったとき、子供が親の言うことを聞かずに結婚を押し切ろうとするとき…などなど。
もう悲しすぎて、辛すぎて、どうしようもなく胸が痛む!
そんなとき嗚咽しながら自分の胸を叩くというシーンは色々なドラマで目にします。
感情が高ぶると胸を叩くというのは、日本人には馴染みのないアクションですよね。
あんなに自分の胸元をゴンゴン叩くのって、お餅とか何か食べ物がのどに詰まってしまったときくらいではないでしょうか?
韓国ドラマを見ているとき、はじめてこの自分の胸を叩くシーンを見たときは、「えっ?!急にどうしたの?何かのどに詰まったの?!」と一瞬思ってしまいました笑
それくらい日本では見られない行動ですが、韓国ではドラマの中だけでなく、実際にも悲しいときや辛すぎて胸が苦しくなると胸を叩くという人は多いようです。
ただ、悲しみや苦しみを表現するアクションというわけではなく、実は胸を叩く行動にはちゃんと理由があるらしいです!
以前このシリーズで韓国独自の東洋医学「韓方」について少しお話ししたことがありましたね。
この韓方には「気」という考えがあります。
「気」というのは目には見えないけど、体の中を巡っているもの。日本の漢方でも「気の巡りが悪くなる」とか「気が滞る」という言葉を耳にしますよね。
この「気」の巡り・流れが悪くなると、さまざまな不調をきたすと考えられています。
韓国ドラマあるあるですが、激怒したり、ショッキングな出来事があると後頭部を抑えて倒れるシーン、よく出てきますよね。
あれにもどうやら「気」が関係しているようですよ。あの症状は、あまりにも急激な興奮やストレスによって、気の流れが止まってしまうからということらしいです。
さて、悲しみや苦しみなど急激なストレスを受けたとき、なぜ自分の胸を叩くのかという理由に話しを戻しましょうね。
実はこれ「気の流れをよくするため」の行動だったんです!
胸にあるツボを刺激することによって、急激なストレスで流れが悪くなった気を整えるという指圧法があるんだそうですよ。
それがおばあちゃんの知恵のように、感情が高ぶったときは胸を叩くというのが代々伝わってきているのかもしれませんね。
今では、そういった理由があるということを知らなくても、感情が急激に高ぶったときには胸を叩くというのが当たり前の行動になっているのかもしれませんが、もともとは「気の流れをよくする」という民間療法だったんですね!
韓国の人は感情隠さずに表に出すことが多いので、この胸を叩く行動も「私はこんなにも悲しいのよ!辛いのよ!」とアピールしている面もあるのかな?なんて思っていたのですが笑
こんなしっかりとした理由があったんですね!驚きでした!
いかがでしたか?
今回は韓国ドラマのなかでよく見る、悲しいときや辛いときなど感情が高ぶると自分の胸を叩くという不思議について書いてみました!
日本人はあまりすることのない、韓国人ならではの行動ではないかなと思います。
しかし、その行動には深いワケがあったんですね~!驚きでした!
日本人には馴染みのない行動なので、韓国の人と同じように気の流れをよくしたり、気持ちを落ち着ける効果を感じられるかはわかりませんが…
悲しいときや辛いとき、韓国ドラマの主人公になったつもりでマネをしてみると良いかも?!
ちょっとは悲しい気持ちや辛い気持ちがまぎれるかもしれません笑
興味のある方は、一度お試しあれ~!
それでは、またこのシリーズでお会いしましょう~♪
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