浦和レッズが鳥栖に競り勝ち、6試合ぶりの勝利
明治安田生命J1リーグ第31節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムにサガン鳥栖を迎い入れての一戦となった。前節、サンフレッチェ広島に1-4と大敗を喫して、ここで悪い流れを止めたい試合となった。リカルド監督は、前節、途中出場でリーグ初出場となったFWブライアン・リンセンをこの日初先発で起用。リンセン、ユンカーの外国籍選手を最前線に並べた。
試合は序盤から鳥栖のビルドアップのミスを突いて浦和レッズが何度かチャンスを迎えるが決めきれず。しかし39分、浦和レッズが試合を動かす。カウンターの展開からMF大久保智明が右サイドを突破すると、中央にいたFWキャスパー・ユンカーにグラウンダーのパス。これをキャスパー・ユンカーが左足でダイレクトであわせてゴールに流し込み、浦和レッズが先制した。前半は1-0で浦和レッズが1点リードをして折り返した。
後半に入って早々の49分、MF小泉佳穂が高い位置でボールを奪うと、そのままゴールにドリブルで前進。そのまま左足を振り抜いてゴールを決めて2-0とした。サガン鳥栖も61分にロングボール一発でディフェンスの裏を突いたFW宮代大聖が決めて2-1とした。しかし浦和レッズがこのまま1点を守り切り2-1で勝利した。
試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合はキャスパー、ブライアンと違った特長でしたが、それをどう生かしていくか、チームにどう取り込むか、それは監督の仕事であると思っていますし、メンバー選考だけではなく、それぞれの特長を最大限生かすことが出来るのかを考えながらやっていきました。もちろん特長だけではなくて、今、良い状態にある選手は誰なのか、そういった部分で選考しながら結果、全員がチームとしての良い働きをしてくれたと思っています。困難な状況をどう乗り越えていくかという所でしっかりとチームが立ち上がって戦ってくれたことを嬉しく思います」と試合を振り返り、勝利に安堵した様子だった。