【横浜市】ここでしか買えない! 創業89年の老舗「銚子屋」のあんみつは素材から自社製造
横浜のレトロがそこかしこに残る伊勢佐木町界隈。
明治・大正・昭和初期に創業したお店が世代を繋ぎ、今なお頑張っている老舗が多く存在しています。
今回ご紹介するのは、昭和10年創業の老舗甘味メーカー「銚子屋(ちょうしや)」さん。
横浜市営地下鉄阪東橋駅から徒歩4分のところに古き良き佇まいのお店があります。
銚子屋さんが手がける甘味食材は、あんみつ・くずきり・ところてん・寒天、お団子などなど。
昭和後期、それまで流通が難しかった寒天を長期保存する技術を自社開発し、現在は戸塚にある工場で主に業務用甘味を製造したり、家庭用にパックした商品をスーパーマーケットに卸したりしているそうです。
ここでしか買えない「あんみつ」
会社としては飲食店への卸しや通販が主力ですが、店頭でしか買えない「あんみつ」が大人気。わざわざ求めに来店するお客さんも多く、甘味好きのハマっ子に愛されています。
店頭に並ぶのは「つぶ餡あんみつ」「こし餡あんみつ」「白玉あんみつ」「ダブル餡あんみつ」の4種。賞味期限は白玉あんみつが当日、その他のあんみつが翌日と短め。フレッシュな甘味です。
あんみつの素材は戸塚工場で製造され、こちらの店舗にて職人が盛り付けられていますが、唯一「白玉」は伊勢佐木町の本店で茹でているそうです。
銚子屋3代目、常務の若菜さんにお話を伺うと
「こちら本店ではありますが製造会社のアンテナショップ、という立ち位置なんですよね。素材を厳選し、契約農家から仕入れ、あんこはもちろん、寒天、求肥も自社でつくっているあんみつを販売しているお店は、ちょっと珍しいかもしれません。甘味屋さんではないですがこだわりのあんみつをお手軽にご家庭で楽しんでいただければ」と語ってくださいました。
至福のあんみつを実食
銚子屋さんのあんみつは帰宅後、冷蔵庫で冷やしてからいただきました。
グラスによそってみました。(わざわざグラスに移さなくても、こちらの容器のままいただくこともできます)
自社で製造した寒天と、ほっくりと歯ごたえのある「赤えんどう豆」。赤えんどう豆は上富良野町の契約農家から仕入れているそうです。
その上にあんこ、フルーツ、求肥を乗せます。
足つきのグラスに入れても可愛いです。
大きなあんずが入っているのも個人的に嬉しいポイント!
あんこの奥ゆかしい甘さと寒天の涼、フルーツのみずみずしさ、そして求肥のもちもち…和が織りなす至福のあんみつ、伊勢佐木町へ訪れた際はお土産にいかがでしょう。
銚子屋さんの営業は平日のみ(4月~8月中旬は土曜日も営業)となっていますので、ご留意くださいね。
銚子屋 伊勢佐木町本店
住所:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町 7-150
営業時間:9:00~17:30
定休日:土日祝日(4月~8月中旬は土曜日も営業)
◆公式サイトはこちら(外部リンク)