ABEMAの入場制限をクリアする為には事前入場が必須ABEMAに釘付けとなる今夜、日本VSクロアチア
KNNポール神田です。
連日、筆者は、ABEMAのW杯の配信で、他のサブスクリプションや地上波を視聴する機会が激減している。
ABEMA FIFAワールドカップ
https://abema.tv/video/genre/fifaworldcup
なんと言っても、ABEMAは、試合結果の得点がトップページに表示されておらず、安心して、時差視聴で『見逃し配信』を楽しむことができる。
■本田圭佑の解説というよりもライブ実況が聞ける魅力
今晩も本田圭佑GMのコメントで楽しめる!
ABEMAの本田圭佑W杯プロジェクトGMの解説は、本当にサッカー素人向けにも親切な解説であると感じる。同時に詳しい人にとっても、代表選手、監督、そして1サポーターとしての立場での感想も聞けることだろう。
サッカー解説というよりも、自分の経験を最大限に投入した等身大の感覚による解説だから、視聴者も本田圭佑と一体となってピッチに立っている気になれる。
『もうしばらく素人の解説にお付き合いください』とビッグマウスらしからぬ謙虚なコメントも高感度が高い。
同時に、今晩のゲームについての予習もできるコメントもtwitterで聞ける。
また、チームメンバーは呼び捨て、年下への『さんづけ』も関係性がわかり、ぶっちゃけた発言も親近感を持ってサッカーに興味が持てる。
今回のサイバーエージェントの藤田晋監督の本田圭佑投入の采配と、運の強さが、1日にして、1700万視聴者のレコードを打ち出した。推定200億円という高騰する放映権料をテレビ各局が及び腰になるのを、昨年の『ウマ娘』の営業利益964億円をW杯にオール・インしてきたのだ。サイバーエージェントの今期の純利益は242億円。アベマ関連事業の売上高は702億円 本日時点での時価総額は6,425億円
このレコードは、深夜の28時、早朝4時なので、このレコードは簡単に、今晩、は破られることだろう。
ABEMAの広告主にとってもテレビ番組よりも、スキップもされずに、ターゲット層にフィットできるなどの最大のメリットを享受していることだろう。
■『視聴制限』という放送と通信の大きな差
しかしだ…。さすがに1700万視聴者数の数倍の規模が突然やってくると、サーバーダウンという、ひとつも嬉しくない事情が、ネット配信には待ち受けている。
スペイン戦が早朝4時に1700万視聴者数ということは、この約3倍もの5000万規模の視聴がクロアチア戦にくるかもしれない。
そうなると日本国民の実質、半数に近くなる偉業となりそうだ。
テレビの放送は、一体多の一斉放送に向いている。電波となった放送波は、受信された端末で再生されるだけだ。そしてネットの通信は、相互のやりとりが可能な一対一をベースに進化しつつも、一台づつの端末がサーバにリクエストを送りそれに対して、サーバー側が対応して視聴するという根本的な部分は変わらない。
ABEMAは急遽ヘルプページに、正式コメントとして、『入場制限』の可能性を示唆することを発表した。
なお、『ABEMA』への入場制限をさせていただく際は、『ABEMA』公式Twitterにてお知らせさせていただきますとある。
「ABEMA」公式Twitter
FIFA ワールドカップ カタール 2022@ABEMA
https://twitter.com/fifawc_abema
それにしても、『プレミア』入会者は、入場制限を受けないなどの特典をもうけていないところに『ABEMA』の無料放送に対する矜持を見せている。
従来であれば、サブスクリプションという固定客の獲得を目指したいところだ。むしろ、テレビ同様、無料でいくらでも有料級のコンテンツを視聴させ、広告主の獲得へと舵取りをしたような気さえする。
■ABEMAの『入場制限』前に入場しておきたい
『入場制限』があるのであれば、入場制限される前にABEMAに入場しておこうというのが日本人の心理だ。
12月5日(月) 22:45 番組開始なので、その前から『入場(アクセス)』して、一切、動かないというのが得策のようだ。
すなわちテレビモニタで見ている人は、ABEMAに釘付け状態になることだろう。
これは広告主にとっては嬉しい状況だ。
『視聴率』ではない、『視聴数』や『視聴質』がわかるのが『通信』メディアの最大の強みだ。
ボクシングの世界戦のような『PPVペイパービュー』なども含めて
テレビを超えるメディアに成長できるかという挑戦も、今夜同時にはじまる!