名古屋が誇る老舗ラーメン屋さん「ラーメン福」の真骨頂と言えるメニューを実食してきました。その名も「特製大盛りカタメ並肉野菜多め（税込950円）」です。

先日以下のような記事をYahoo!地域情報で執筆させていただいたのですが、マニアの方から「もっと深掘りできる！並肉も書かなきゃ！」と叱咤激励いただきました。

【名古屋市】創業から43年の老舗ラーメンチェーン「ラーメン福」愛され続ける理由とは？

ということで別日に、ファン熱愛のこちらの一杯をいただくことにしたのです。

しかしオーダーする際に、暗記してスラスラ言うことができず、「え、えっと特製のオオモリカタメで...や、やさいナミニクで！」となり、早速恥ずかしかったです（笑）

そんな呪文のような名称の一杯、着丼と同時に、やはり圧倒的なボリュームを備えています！山盛りのモヤシには、大満足という声も多いです。

食べたことない方からすれば、「所詮モヤシでしょ」となるかもしれませんが、ラーメン福のスープとモヤシの相性の良さを一度味わえば、病みつきになってしまうはず！

昔ながらの中華そばのような面持ちながら、一口飲んでみると特有のクセと絶妙な塩加減。少しシャキッと、みずみずしいモヤシと最高の組み合わせです。

前半、空腹に優しく、そして美味しくヘルシーにいただけるのも、愛されている理由ではないでしょうか。

次に中太麺ですが、やはり何度食べても本当に美味しいですね。モチっとしていながらも歯ごたえもあり、何よりスープとよく絡んでくれます。

デフォルトでもそこそこ麺の多い「ラーメン福」ですが、大盛りにすると結構ボリューミーです。しかしスープも、思いのほかあっさりしているので、するっと食べることができました！

今やこういう中太麺も普及していますが、40年以上前から使用しているという点が素晴らしいです。創業当初から完成した一杯を提供していらっしゃるので、時代が変わってもラーメンはかたちを変えずに愛されています。

そんな一杯の隠れオーダーが「並肉」です。「ラーメン福」のラーメンには、もともと大きな薄切りチャーシューが付いていますが、「並肉」でお願いすると、1枚が小さい代わりにたくさんのチャーシューを入れてくれます。

しかも、「特製大盛りカタメ並肉野菜多め」では、もともとチャーシュー麺という位置付けの「特製ラーメン」のチャーシューを並肉へ変更しているので、文字通りスープの上にチャーシューが波々のっています。

このチャーシューですが本当にうまいです。絶妙の大きさと薄さで、スープと一緒に啜ると、スープの中にチャーシューの脂が溶けていくよう。なんとも言えないマリアージュが楽しめます。

やはり満足度の高すぎる一杯を手がける「ラーメン福」。「特製大盛りカタメ並肉野菜多め」しかオーダーしないというファンの方がいるのも納得です。

スープから麺、その他の具材に至るまで、どれもなくては実現しない味。抜けがまるでありません。近頃の日用品の高騰で、とうとう50円ほど値上げをしてしまいました。

しかし、こだわりとサービスが伝わり、値上げをしたとしてもコストパフォーマンスの高い一杯。ずっと頑張って欲しい名古屋を代表するラーメンチェーンさんです。