【大津町】3月19日は陣内線通行止めも。10年に一度しか見られない「御幸祭・820年祭」は必見です
今週に入り、ウグイスの鳴き声がした!とあちらこちらで耳にするようになりました。
春ですね!かいおーるです。
春の訪れを知らせる春分を21日に控え、大津町では3月19日『御幸祭り』が開催されます。
各所でポスターを見かけるものの、一体何のお祭りなの?と思った方も少なくないのでは?
それもそのはず。なんと10年に1度しか開催されない珍しいお祭りなんです!
今日は窪田阿蘇神社に800年続く『御幸祭』をご紹介します。
御幸祭は下町にある窪田阿蘇神社のお祭りで、今年がなんと820年祭。
途中戦争のため中止期間がありますが約50年前に復活。
昨年10月19日、大津町の無形民俗文化財にも指定されました。
800年前っていつよ・・?と調べてみたらなんと鎌倉時代!!
江戸時代や室町時代よりも前だと聞くとなんとなくイメージがわきますでしょうか。
毎年4月に行われるつつじ祭りは江戸時代から始まったといわれるので、本当に長い間地域の方に守られてきたお祭りなのがわかります。
つつじ祭りの起源について、先日紹介した大津日吉神社の記事でも触れています。
よかったら読んでみてください。
【大津町】知ってた?熊本県内でここだけ!合格祈願・必勝祈願におすすめのサッカーお守り
さて、当日祭りの核となるのが神幸行列や道行踊り。
下町の窪田阿蘇神社から、元々祀られていた場所である上陣内地区の旧社へ10年に一度神様が里帰りをする儀式として約2kmの道程を練り歩きます。
見どころは上陣内、中陣内、下陣内、下町の4地区それぞれで異なる踊りと独特のお化粧姿。
これは当日現場で目撃したい・・!!
今も本番に向け現在進行形で着々と準備が行われています。
70名程参加予定という稚児行列や、大津南小の子ども達が披露するというよさこい踊りも祭りに色を添えます。
色とりどりの衣装に身をまとった子供たち、可愛いでしょうね♪
例年は出店もあり飲めや食えやで地域一体が賑わうそうですが、残念ながら今年はコロナの影響で飲食関係の出店はなし。
そうはいっても、10年に1回です。永住しない限り、一生におそらく1度か2度しか見られないであろうこの祭り。
先の見通しがつかない中、去年から準備を進められてきた実行委員の方々の努力で、今季開催に繋がったのだそう。
昨年から楽しみにしていた私個人としては、開催してくれてありがとう!!という気持ちでいっぱいです。
3月19日は下町〜上陣内までの道が一時通行止めに
神幸祭行事(行列)はAM10:00にスタート。
ゴール地点の上陣内の旧社まで約2時間ほどかかる予定だそう。車で来られる際は、会場近くに3箇所ある駐車場をご利用ください。
《通行止め区間》
・下町交差点(目印:ぱんだぴざ、セブンイレブン)〜中陣内交差点(鮮ど市場から陣内線へ下ったところ)
・JA菊池 南営農センター〜日暮れ橋交差点
・陣内入口交差点(目印:こんどう歯科医院)〜中島入口交差点(目印:熊本野菜育苗センター)
当日は混雑が予想されますので乗り合わせや徒歩での来場をおすすめします。
「疫病の流行や経済の傾きなど、世の中が不安に包まれた時に、神社・仏閣は地域のコミュニティとしての役割がありますよね」と、実行委員長の徳永浩二さんは話します。
「昔から地域にずっとあるもの」が、人と人とを繋げる大切な役割を担っているのですね。
戦後お祭りが復活した当時は、地域のお年寄りから口頭で聞いたものを再現してきたのだとか。
時代と共に変化しつつも、そこに住む人が想いを渡し、受け継ぎ、800年伝承されてきた御幸祭り。
きっと町の歴史や文化を肌で感じることができるでしょう。
当日は感染症対策に留意の上、ご来場ください。
《開催情報》
時間:神幸式9:30〜/神幸祭行事10:00〜
行列道程:窪田阿蘇神社〜上陣内地区旧社
主催:窪田阿蘇神社御神幸祭実行委員会