金町のフレンチレストラン「ミモザ」は、極上のお料理をお手頃価格で味わえる人気店。「普段着のフレンチ」がコンセプトです。
いつも予約が激戦のこちらのお店で、「葛飾元気野菜」がたっぷり使われた、旬のランチを食べてきました！

JR／京成線の金町駅から徒歩で約7分、水戸街道の金町二丁目交差点の一角にミモザの店舗があります。ミモザ色の明るい外壁がパッと目を引きます。

隠れ家のような店内は、この日もお客さんでにぎわっていました。壁にはミモザの花や、同じ画家によって描かれたフランス各地の絵があちこちに飾られており、とてもおしゃれ。フランスの街角のレストランを訪れたような雰囲気が漂います。

この日はランチメニューの中から「Bコース」（税込2,200円）を注文することにしました。
「前菜」「本日のポタージュ」「メイン料理」「パン」「デザート盛り合わせ」「コーヒー or 紅茶」がセットになった、充実のコースです。前菜とメイン料理は、ランチメニューの中から好きなものを選べます。

◆前菜「温泉卵のいろいろサラダ」
この日筆者が選んだ前菜は、ボリューム満点の野菜の上に温泉卵が乗った豪華なサラダ。シャキシャキのレタスに、トマトや枝豆など、地元でとれた葛飾元気野菜がふんだんに使われています。
フライドオニオンのザクザクした食感と、温泉卵のまろやかさが食べ応えを深め、さわやかな酸味のドレッシングにぴったり。野菜のフレッシュさを存分に味わえます。

◆前菜「トマトとモッツァレラチーズのトマトビネグレット」
同行の家族が注文したのは、朱赤のビネグレット（フレンチドレッシング）が美しい、トマトとモッツァレラチーズの前菜。上等なビネガーが使われたビネグレットは、酸味と甘みのバランスが絶妙です。新鮮なトマトとモッツァレラチーズの優しい味わいに良く合います。

◆本日のポタージュ「かぼちゃの冷製ポタージュ」
この日のポタージュは、濃厚でクリーミーなかぼちゃの冷製ポタージュ。かぼちゃの豊かな甘みがぎゅっと詰まっており、ひんやりした喉越しがたまりません。
同時に出てきた二種類のパンで、最後の一滴までぬぐって食べました。おかわりしたいくらいの美味しさです。

◆メイン「スズキのポワレ タプナードとバジルソース」
筆者が選んだこの日のメインはスズキのポワレ。皮目がパリパリと香ばしく、中身はふわっとした食感で、旨みが染み出します。
南仏プロヴァンス地方が発祥とされるペーストのタプナードは、オリーブの味と香りがあふれており、スズキとの相性が抜群。バジルソースの爽やかな香りも、こんがり焼かれたポワレを、より深い美味しさにしています。付け合わせのジャガイモのピューレもクリーミーで、頬がとろけそうな一皿です。

◆メイン「ホタテ貝柱のムニエル 汁のソース」（＋550円）
家族が注文したメイン料理は、甘みがギュッと詰まったホタテ貝柱のムニエル。大きなホタテは噛めば噛むほどジューシーな旨味が口の中に広がり、汁のソースの豊かなコクが味わいを深めています。肉厚で甘味が強いホタテの美味しさを、めいっぱい楽しめるお料理です。

◆デザート
この日のデザートは、イチジクのショートケーキ、メープルシフォンケーキ、チョコレートケーキ、バニラアイスクリームの4種。彩り豊かな盛り合わせに嬉しくなってしまいます。
秋ならではのイチジクのショートケーキは、とろりとしたイチジクの爽やかな甘さが、しっとりした生地と生クリームに絶妙にマッチ。風味豊かなメープルシフォンケーキのふんわりした食感に、チョコレートケーキの濃厚な甘さ、バニラアイスクリームの華やかな美味しさを、次々に楽しめるのが最高です。盛りだくさんのデザートを食べることに、幸せを感じます。

筆者がこのお店を訪れたのは9月末。メインのひとつとして紹介した「スズキのポワレ タプナードとバジルソース」は、「9月の魚料理」として提供されていたので、現在はメニューにありません。
しかし新たに「10月の魚料理」として、「マコカレイのムニエル 焦がしバターソース」がランチメニューに登場！季節ごとに旬のメニューを楽しめるのが、こちらに何度も足を運びたくなる理由のひとつです。

葛飾元気野菜もふんだんに使われた絶品のお料理を食べに、ミモザに足を運んでみてくたださいね。人気店なので、事前の予約をおすすめします。