ジャッジは1試合2本塁打、ガルシアは4試合中3試合でホームラン。大谷とは7本差と6本差
9月27日、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)は、1試合に2本のホームランを打った。シーズン36本目と37本目だ。
一方、アドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)は、同じ日の別の試合でホームランを記録し、シーズン本塁打を38本とした。
ア・リーグの本塁打トップ4には、44本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、38本塁打のルイス・ロバートJr.(シカゴ・ホワイトソックス)とガルシア、37本塁打のジャッジが並ぶ。彼らのうち、大谷とロバートJr.は、すでにシーズンを終えた。
9月22日以降、ジャッジは、ヤンキースの5試合中4試合に出場し、5本塁打を記録している。22日が3本、24日と25日が0本、26日の欠場を挟み、27日に2本だ。
ガルシアは、ここ4試合中3試合でホームランを打っている。こちらは、24日と25日が1本ずつ、26日が0本、27日は1本だ。
ヤンキースもレンジャーズも、レギュラーシーズンはあと4試合。ジャッジが大谷を上回るには、そこで8本のホームランを打つ必要がある。ガルシアは、4試合で7本だ。
連続するチームの4試合にジャッジが記録したホームランは、見落としがなければ、5本が最も多い。2017年9月22日~25日に、1本、0本、2本、2本(直前の9月20日を含めると5試合で6本塁打)。2020年7月30日~8月2日に、1本、1本、1本、2本(こちらも、直前の7月29日を含めて5試合で6本塁打)。今シーズンは、5月13日~16日に、2本、0本、2本、1本だ。ガルシアは、4試合に5本塁打以上のスパンが見当たらなかった。
とはいえ、過去には、4試合で8本のホームランを打った選手もいる。例えば、これが史上最多かどうかは不明ながら、ラルフ・カイナーは、1947年9月10日~12日に、2本、1本、3本、2本の計8本塁打を記録している(11日はダブルヘッダー)。この前月には、4試合で7本塁打のスパンもあった。
また、ざっと探したところ、4試合で7本塁打は、カイナー以外にも何人か見つかった。フランク・ハワード(1968年5月)、バリー・ボンズ(2001年5月)、ショーン・グリーン(2002年5月)、ジョシュ・ハミルトン(2012年5月)がそうだ。これだけいるということは、他にも皆無ではない――違う選手あるいは同じ選手の別の4試合など――かもしれない。
ちなみに、ハワードは、直後の2試合を含めると、6試合で10本塁打だ(2本、2本、1本、2本に、1本、2本)。グリーンの場合は、3試合で7本塁打。その前後の試合は、どちらもホームランを打っていない。