お花を数倍咲かせる切り戻しと摘芯というテクニックとは【ガーデニングのプロがわかりやすく解説】
お花のモリモリに咲かせるには切り戻しや摘芯という簡単なテクニックがありますが、ガーデニング初心者の方は今咲いているお花を切るなんて出来ないと躊躇しがちです。
しかしお花は切ると自然と脇芽が下から出てきて単純に1本の茎から1輪しか咲いていなかったお花が数倍になる仕組み。
特に梅雨時期はお花も雨で傷むので、切り戻しておくと1か月後にはモリモリ数倍のお花が咲き始めます。
この記事ではガーデニング歴25年、様々なお花のメーカーさんのアンバサダーなどを務めさせていただいている私の経験をかみ砕いてガーデニング初心者の方にもわかりやすく紹介します。
切り戻しの仕組みとは
多くのお花は、一つの茎の先端にお花を咲かせますが、放置すると自然分岐もありますが、お花の先端だけしか咲かない状態になってきます。この状態を解決してあげるのが切り戻し。
先端に咲いたお花の茎を半分またはそれ以下に切ります。するとお花は脇芽を次々と出して、一つの茎から複数の茎が育ち始めます。その先端に咲くのはお花。
茎の数を増やすだけで、数倍のお花が咲きます。これが切り戻しの仕組みです。
切り戻しから次の満開までの目安
お花によりますが、切り戻し後は全くお花がなくなりますが、目安は早い品種で3週間、遅いものだと1か月余りかかります。
その間お花がなくなるのが切り戻しのデメリットでもありますが、咲き始めれば数倍のお花が咲いて思わず感動となるかもしれません。
Instagramやブログ記事など中・上級者、プロが育てて満開なものは全て切り戻しをしていると思います。
切り戻しはお花の成長期にすることが大事
切り戻しから次のお花がモリモリ咲くにはたいてい30日前後かかります。その時期がお花の成長期なのかを調べてみましょう。
春でお花が終わりのものを切り戻すもの梅雨や夏越し対策としてはいいのですが、次のお花は咲きません。
摘芯でも効果抜群
お花は全部切りたくないけどモリモリ咲かせたいなら、例えばジニア、ニチニチソウなどのお花の一番真ん中の背丈が出ている部分の一節を切る。
ペチュニアカリブラコアにも当てはまりますが、コレだけでもとても効果d=的です。
具体的に切り戻し・摘芯した方がよく咲くお花とは
今の季節から切り戻し摘芯をすると、次にお花が咲くのは7月中旬あたりになりますが、もう真夏ですよね。その季節に咲いてくれる強いお花なら切り戻しがとてもおすすめです。
具体例は以下の通り
- ペチュニア
- カリブラコア
- ジニア
- ニチニチソウ
- マリーゴールド
一般的によく流通しているお花なら上記のお花は切り戻しや摘芯すると真夏にモリモリ咲くと思います。
切り戻しのポイントとは
お花を切り戻すと数倍の咲きますが、ポイントがあります。
- お花の成長期で1か月後がお花が咲く気候であること
- どこで切っても問題ないですが元気な葉っぱを必ず残す
これくらいのものですので、しっかり守れば一か月後には数倍のお花が咲いてくると思います。
まとめ
咲いていいるお花を切ってか月後に数倍かせるのが切り戻しのテクニックですし、特別どこで切らないといけないというものでもないです。
ポイントは今切るなら真夏も咲くお花であること。元気な葉っぱを必ず残すこと。
コレだけでガーデニング初心者の方でも驚く満開が待っています。勇気は必要ですが、梅雨でお花が傷むなら、同じだと思って試してみるのもいいと思います。
切り戻しの実演については私のYouTubeでも実演しています。