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京都一人旅に!極彩色の【祈りの天井画】が美しすぎて…あなたは「尊陽院」で何を感じる?

otoホリデーノート運営 / 大人女子のご機嫌なおでかけ

こんにちは、「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、京都にある「尊陽院(そんよういん)」へ、天井画を見に行ってきました。

尊陽院は、地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」より徒歩10分。市バスに慣れていない観光客にとって、地下鉄でアクセスできる場所にあるのはありがたいですね。
もちろん市バスでも行くことができ、京都市バス「堀川寺ノ内」より徒歩3分です。

尊陽院の本堂にある天井画に感動する

尊陽院は、「本法寺(ほんぽうじ)」の境内にある小さなお寺です。尊陽院を訪れると、お寺とは思えないような、アートな空間と言いましょうか。どこか素敵な古民家を訪れたようで、お庭を眺められる椅子も用意されています。

お寺の方が、「天井画を見にこられたんですか?」と優しい口調で声をかけてくださり、天井画がある本堂へ案内してくださいました。

尊陽院を訪れたのは必然?!

さて、本堂に足を踏み入れて、すぐ目に入る天井画!この目で実物を見るとやはり迫力があり、たちまち心が持っていかれます。

「祈りの天井画」が公開されたのは2022年8月。観光名所の多い京都において、まだまだ穴場的存在のようですので、ゆっくり見るなら今のうちかも?!

一人でこの天井画を眺めることになるのかと思っていたら、お寺の方が天井画について詳しく説明、そしてありがたいお話をしてくださいました。

お話の詳細は、ぜひお寺で聞いていただきたいのですが、筆者は涙が出そうになりました。やりたいことがある人、反対にやりたいことが見つからない人、何かに迷っている人にとって、希望が生まれたり安心するようなお話です。

さまざまな角度から撮影したくなります
さまざまな角度から撮影したくなります

じつはこの日、いくつ訪れたい観光スポットの中から、あいにくの雨だったので屋内で過ごせる「尊陽院」へ行こうと決めたのですが…、どうやら、今のタイミングで「尊陽院」を訪れたのは、偶然ではなく必然だったのだと、お話を聞きながら感じました。

なのでもし、みなさんが「尊陽院へ行ってみたい!」と思ったのなら、その時がタイミングなのでしょう。

さて、天井画を描いたのは、美術家の「mais(マイス)」さん。大きな青色をした蝶は、幻の蝶と言われる「アサギマダラ」がモチーフです。「アサギマダラ」は渡り蝶と言われ、1,000kmを超える長距離を旅する蝶なのだそう。

尊陽院を訪れる人の苦しみをすくい上げ、花とともに昇華へと導く。そんな思いが込められています。

寝転がりながら天井画を眺めよう

寝転がりながら眺めた天井画
寝転がりながら眺めた天井画

「畳に寝転がって、天井画を眺めて過ごしてみてください」とおっしゃっていただき、ただただボーッと天井画を眺めて過ごしました。(頭と足を向ける位置は教えてくださいます)

日常生活のなかで畳の部屋で過ごすことがなく、畳に寝転がるだけで気持ちよく癒されます。

そして天井画を眺めていると「よし、これからまた頑張ろう」と、ムクムクとエネルギーが湧いてくるのを感じました。

この日は雨だったこともあり、この時間に「尊陽院」を訪れていたのは筆者だけ。なにかと憂鬱になりがちな雨の日ですが、本堂で一人だけで天井画を見て過ごす、そんな贅沢な時間をプレゼントしてもらいました。

尊陽院の入口への行き方

じつは筆者は、尊陽院へ辿り着くまでに迷いました。Google Mapを使えば、「尊陽院」の近くまで行くのはとても簡単です。そう、”近くまで”は。

Google Mapが指し示す場所に辿り着くと出会うのが「入口ご案内」。おそらく、どこに入口があるのか迷う人が多いのでしょう。

本法寺の入口
本法寺の入口

【1】まず向かうべきは「本法寺」!入口にある門をくぐります。

【2】そのまま真っ直ぐ、赤い旗がある小径を歩いていきます。

左側にあるのが多宝塔
左側にあるのが多宝塔

【3】わりとすぐに多宝塔があるので、手前を右折します。(最後の赤い旗を過ぎてすぐですね)

【4】砂利道をそのまま真っ直ぐ進むと「尊陽院」の門があります。

尊陽院は京都一人旅におすすめ

一人旅じゃなくてもおすすめしたいお寺であるのは間違いありませんが、天井画をみて、一人で何かを感じる時間をもってみるのもいいのではと思います。

そして、一人旅で誰かとお話したいなと思ったときも、お寺の方とお話をすることができ心が温かくなります。

尊陽院を訪れたあと、心のなかの荷物を置いていったような、軽やかな気分になることでしょう。

尊陽院
住所:京都府京都市上京区本法寺前町650-3
電話番号:075-414-1500
開門時間:7:00〜日没
拝観料:300円
アクセス:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」1番出口よりより徒歩10分/市バス「堀川寺ノ内」より徒歩3分
公式サイト(外部リンク)

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WEBメディア「ホリデーノート」を運営。電子書籍『わたしをご機嫌にする休日』出版(Kindle Unlimitedの会員なら0円で読めます)。Yahoo!ニュースエキスパートでは、旅行メディアの運営経験もいかし、「ここ行ってみたい!」とワクワクするようなスポットをご紹介。

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