クールなベスト、バンダナで愛犬を酷暑から守って!最新の熱中症対策グッズとは?
残暑が厳しいですね。
犬や猫は汗腺がほとんどありません(肉球のところにあるだけです)。暑いからといって、汗だくの犬や猫を見たことがないと思います。そのため、最高気温が40度近くなるこの夏、ペットを外に出さないで、エアコンの効いた部屋に置いておくことをおすすめします。それでも病院通いなどで、どうしても外に連れて行く必要があるでしょう。そんなときのために、最新の熱中症対策グッズがあります。
空調用のベスト(ファン付き・人用)
(人が手を通すところに、犬は前足を入れます。下についているのはファンです。)
写真の子は、グレート・ピレニーズなので、フランスの山にいる犬(暑さに弱い)です。酷暑の日本で生活するには熱中症対策をしないと、命にかかわりますね。車から病院の移動中に、このファン付きの空調ベストを着て来院。被毛の中に風が吹いていて、ずいぶん涼しそうでした。風が吹くことで、少しは暑さを和らげることができます(これを着ていると、熱中症にならないわけではないですが)。
クールバンダナ(保冷材入り)・冷却首輪
この写真だと冷却首輪が毛にうずもれているので以下になります。
(表 首に合わせて微調整ができます。)
(裏 保冷材を入れるようになっています。)
首には、頸静脈と頸動脈が通っているので、首を冷やすことで体温の上昇が抑えられますね。
靴
飼い主は、靴を履いているので、アスファルトの熱さを見落としがちです。しかし、素足のペットにとっては火傷をする可能性がありますので、こんな靴を履いてきます。
診察中は、脱ぐのですが、外を歩くときだけです。抱っこができる犬は、暑い時間帯は歩かせないでくださいね。
夏に出かける前の注意点
暑い日、どうしても外に行かなければ、ならないときは、以下のことに注意してくださいね。
・氷水を飲ませてから外出しましょう。
水分不足は危険なので、あらかじめ水を飲ませましょう。そして、体温をさげるためにも氷を入れたものがいいですね。
・外出先で飲み水があげられるように、水を入れた携帯用の水飲みを持参しましょう。
できれば、ペットボトルの水を凍らせて持っていくと、冷たい水をあげることができますね。動物病院でも、水を飲ませたいと言っていただければ、用意をします(なかなか緊張して飲まない子もいます)。
まとめ
この夏は、3密を避けないといけないので、なかなか思い出作りができないですね。茹だるような暑さを避けて、犬と山や海に行きたいですが、そのとき、熱中症などになると命にかかわります。最新のグッズを使って事故のないようにしてあげてくださいね。呼吸数が上る、息が荒いなどがあれば、注意してくださいね。また、犬や猫もこまめに水分補給をしてくださいね。そして、あのとき、あれをすればよかったと後悔をしないように、注意を払ってペットとこの暑さを乗りきりましょうね。