42歳以上で2度の「マルチ本塁打」は3人目。通算63度のマルチ本塁打は5位タイ
8月14日、アルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、2回裏と8回裏にホームランを打った。
現在、プーホルスの年齢は、42歳と210日だ。今シーズンのマルチ本塁打は、5月22日の1試合2本に続く2度目。この当時は、42歳と126日だった。
42歳以上で2度以上のマルチ本塁打を記録した選手は、カールトン・フィスクとバリー・ボンズ、プーホルスの3人しかいない。フィスクは、1991年の8月29日(43歳と246日)と10月3日(43歳と281日)のダブルヘッダー2試合目に2本ずつ。ボンズは、2006年8月29日(42歳と36日)、2007年の4月13日(42歳と263日)と7月19日(42歳と360日)にそれぞれ2本だ。
また、プーホルスのマルチ本塁打は通算63度目。歴代5位のウィリー・メイズに並んだ。マルチ本塁打の通算トップ10は、以下のとおりだ。
プーホルスは、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ。マルチ本塁打の歴代4位は67度のマーク・マグワイアなので、追いつくのは難しそうだが、あと1度記録すると、42歳以上で3度は、ボンズと並ぶ最多タイとなる。
なお、プーホルスの通算689本塁打は、歴代6位に位置している。歴代5位のアレックス・ロドリゲスとは、7本差だ。今シーズン、プーホルスのホームランは、8月14日の2本を含めて10本。ロドリゲスに並ぶ、もしくはロドリゲスを上回るのは、不可能ではないとはいえ、こちらも少し厳しい。
もっとも、プーホルスの殿堂入りは、すでに確定していると言っていいだろう。ちなみに、マルチ本塁打のトップ10にいる、プーホルス以外の9人中、ボンズ、サミー・ソーサ、マグワイア、ロドリゲスの4人は、殿堂入りしていない。