米は買いだめしないで!袋のまま保存はしないほうがいい「プロ主婦が教えるお米の正しい保存方法」とは?
お米がスーパーになかったり、あっても値段が高かったりする状態が続きますね。そうすると、お米を見つけたら買いだめしておきたい気がします。でも、お米を買いだめして袋のまま置いておくのは、おすすめできません。元家政婦でプロ主婦の筆者が、お米の正しい保存方法をご紹介します。
米袋のままの常温保存は虫が発生する危険が!
袋のままの状態で、部屋に米を置いておくと、虫が発生することがあります。「袋は密閉されているし、開封していないのだから大丈夫でしょ?」と思うかもしれません。しかし、輸送の際に煮崩れや破裂を防ぐために、米の袋には針で刺したくらいの小さな通気孔が開けられています。その穴から虫が入る場合が。
また、すでに中に虫が入っていたり卵を産み付けられている可能性もあります。コクゾウムシなど米につく虫は、20度以上の気温が4週間ほど続くと孵化してしまいます。5月から10月くらいまでの時期は、袋のまま米を部屋に置いておくのはNGです。
精米した米は生鮮食品
精米した米は、野菜と同じ生鮮食品。賞味期限こそありませんが、必ず精米時期が記載されています。精米日から時間が経ってくると、だんだんと味が落ちていくことに。おいしく食べられる目安は、夏は2~3週間、春と秋は1か月、冬は2か月くらいといわれています(保存状況によって前後します)。また、米は臭いを吸着しやすい性質があるため、洗剤など臭いが強いものの近くや、シンク下などに置くのもやめたほうがいいでしょう。
袋を入れ替え冷蔵庫の野菜室へ保存する
お米の保存に一番適した温度は10~15度。冷蔵庫の野菜室に保存するのがちょうどいいですよ。その際、穴があけられている米袋のままではなく、ジッパーつき袋やペットボトルなどに入れて保存するのがおすすめです。最近では、冷蔵庫に入れる専用の米びつなども販売されています。
冷凍すればもっと持つような気がしますが、冷凍はNG。米に含まれた水分が凍って膨張し、米がヒビ割れてしまう可能性が。そうすると、味が落ちてしまいます。冷凍保存はやめましょう。お米は買いだめしすぎず、保存は野菜室がおすすめです。
※掲載当時の情報です。現在とは異なる場合があります。
※個人の体験、見解を含みます。
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