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まるで絵画の様なカレーうどん!その色鮮やかさと美味しさに心躍らせて【神戸・くるみ家】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

こんなにも愛らしいカレーうどん、初めて見ました。ピンク、赤、緑、オレンジ…そこには色とりどりのお野菜が可愛く寄り添っています。あまりに鮮やかなので、運ばれて来た時には四角いお盆に乗せられたカレーうどんがまるで絵画の様にも見えた程です。

思わず歓声が上がってしまうようなこのビジュアル 撮影協力 くるみ家
思わず歓声が上がってしまうようなこのビジュアル 撮影協力 くるみ家

味はというと、とてもマイルドで子供やお年寄りでも楽しめる味付けです。カレーを煮詰めたものをうどん出汁でのばしたトロトロの状態で、麺や素野菜にもしっかりと絡まります。辛いのが好きな人は一味唐辛子をかけると一気に味が締まりますよ。

粗挽きにしたミンチ肉の味がしっかりと感じられるので、肉うどんの様でもありカレーうどんの様でもあり…その二つの良さを同時に楽しめるような美味しさなんです。お野菜は素揚げにすることで、本来の旨味や甘味が引き出されています。

「天ぶらぶっかけ」大葉の後ろに、海老天が2匹も隠れていました 撮影協力 くるみ家
「天ぶらぶっかけ」大葉の後ろに、海老天が2匹も隠れていました 撮影協力 くるみ家

店長さんは香川でうどん修行を5年程したのち、地元須磨区でおうどん屋さんを始めました。なのでここの麺はとにかく美味しいんです。こだわりの麺をじっくりと感じてみたい人には、私はぶっかけをお勧めします。天ぷらぶっかけうどんを選ぶと、選りすぐりのお野菜も熟練のおうどんも、どちらも一緒に味わえますよ。

お出汁は利尻昆布、伊吹いりこ、ブレンドの削り節などで作った関西風味で、あっさりだけどコクのある深い味わいです。最初に一口飲んで、うん、と大きく頷いてしまう美味しさです。おうどんは一皿に300グラムも入っているので満足感もたっぷり。

お店の向かいは小学校なので、子供連れのお客さんなども
お店の向かいは小学校なので、子供連れのお客さんなども

近所のお客さんやリピーターさんが圧倒的に多いので、野菜の内容も日々変化させて飽きがこない様にしているとのこと。その為おうどんの付け合わせの野菜は決まっていません。カレーうどんや天ぷらうどんの野菜の内容も、日々その時々で一番美味しいものを使うそうです。

良い野菜を求めてあちこちの産直系のお店を探し歩いたり、西区まで買いに行ったりと、材料選びにも手間と愛情をかけているのがうかがえます。そこには、無農薬や有機野菜などのお野菜を使うことで体に良いものを提供したい、そして美味しく旬を味わって欲しいという想いがこもっています。

女性ひとりでも入りやすいカフェのような店内。壁には娘さんの「くるみちゃん」が作った版画も
女性ひとりでも入りやすいカフェのような店内。壁には娘さんの「くるみちゃん」が作った版画も

職人への憧れがあったという店長さんですが、うどんだけでなく店内の内装から所々の細工に至るまでも手掛けたりと、自分の好きなことをあれこれ表現して出来上がったのがこの「くるみ家」なんだそうです。昭和レトロな店内は、学生時代から集められてきたアンティークな雑貨や家具で飾られています。

店内には、子連れでも入れる様に背もたれのある長椅子があったり、絵本コーナーなどもあります。そんな、ご近所さんや地域を大切にしているローカル感も素敵ですよね。ぜひ、ほっこりした時間に出会いに足を運んでみてはいかがでしょうか。

くるみ家

営業時間:11:00~14:30 (L.O), 17:00~20:00 (L.O)
※ 麺がなくなり次第終了となります( 夜は特に、麺切れで早仕舞いが多いです)
定休日:月曜、日曜 夜の部 ( 臨時休業などもありますので、ご確認ください )
電話:078-731-1313
住所:神戸市須磨区前池町2-8-13
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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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