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「カップヌードル」と「カレーメシ」の「バターチキンカレー」を食べ比べ!

オサーンカップ麺ライター
「カップヌードル」と「カレーメシ」のバターチキンカレー

「バターチキンカレー」のカップ麺とカップライス

今回レビューするのは、日清食品から発売されたカップヌードルの新商品、「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」と、以前から店頭に並んでいる「バターチキン カレーメシ まろやか」の2つ。どちらも「バターチキンカレー」の味が再現されています。

バターチキンカレーは、鶏肉をバターなどでマイルドに仕上げたカレーソースと合わせたインドカレーの一種で、日本でも今はカレー店の定番メニューとなっています。

バターチキンカレーはレトルトカレーなどでも多く出ており、カップ麺でも定期的に登場するフレーバーとなっています。

今回、「カップヌードル バターチキンカレー」が新たに発売されたので、同じく日清食品から以前から発売されて店頭に並ぶ「バターチキンカレーメシ」とともにレビューしていきます。

日清食品「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」

日清食品 「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」
日清食品 「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」

まずは「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」。「カップヌードル」シリーズに新たに加わった商品ですが、かつて6年ほど前に、バターチキンカレーのブームに合わせて「カップヌードル インド風バターチキンカリー」という商品が出ていたことがありました。トマトの酸味とクリーム感が特徴的な商品で、今回は6年の時を経て復活した形となります。

「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」完成
「カップヌードル バターチキンカレー ビッグ」完成

スープは、チキンベースに13種のスパイスを加え、トマトの酸味やバターのコクを加えたバターチキンカレー味。メーカーサイトやパッケージでは13種のスパイスが強調されており、よく味わうと確かに複雑なスパイスの風味が感じられるのですが、スパイス感が前面に出ている印象は薄いです。

バターチキンカレーなのでバターのコクはさすがに太めに感じられますが、他社製品のバターチキンカレーのような、甘さを伴う強烈なバターの味ではなく、おしとやか程度にバターが香っていました。

トマトの酸味もおだやか
トマトの酸味もおだやか

既存のバターチキンカレー味の商品は、以前のカップヌードルでもそうでしたが、トマトの酸味が強いことが多いのですが、今回も確かにトマトの存在感はしっかり感じ取れるものの、目立ちすぎることなくスパイス、バターと調和しており、特別酸味が強いというわけではありませんでした。

「白謎肉」でカップヌードルらしさが強調
「白謎肉」でカップヌードルらしさが強調

具として、チリトマトヌードルなどで使われている鶏肉主体の「白謎肉」が入っており、バターチキンカレーらしさに加えてカップヌードルらしさも強調されています。

全体的に派手な味ではなく、スパイス、バター、トマトが控えめに調和するとともに、「白謎肉」の存在でカップヌードルらしさも感じられる一杯でした。

日清食品「バターチキン カレーメシ まろやか」

日清食品「バターチキン カレーメシ まろやか」
日清食品「バターチキン カレーメシ まろやか」

続いては、「バターチキン カレーメシ まろやか」。初めて発売されたのが2020年で、現在店頭に並んでいるものはリニューアルが重ねられ3代目となっています。

先程のカップヌードルが意外と地味な味でしたが、こちら「バターチキンカレーメシ」は果たしてどうでしょうか。

「カレーメシ」流のユーモア
「カレーメシ」流のユーモア

「カレーメシ」ファンにはおなじみですが、パッケージの記載やCMなどでは、かなりユーモアに溢れたというか、ふざけたことを書いていたり言っていることが多いです。ただ、味はいたって硬派なのが「カレーメシ」の魅力で、硬軟織り交ぜたギャップが特徴と言って良いと思います。

「バターチキン カレーメシ まろやか」完成
「バターチキン カレーメシ まろやか」完成

スパイスの効いたバターチキンカレー味のルゥに、パフライスと具の蒸し鶏やニンジンが合わせられています。

多くの「カレーメシ」では、特徴として硬派にスパイスが強いことがあげられますが、このバターチキンカレーでも同様で、スパイス感の強さが全体の味を引っ張っている印象です。他の「カレーメシ」のフレーバーが好きならば、このバターチキンの味も十分満足できそう。

一方で、バターのコクは感じられるものの甘さはそれほど強くなく、また、トマトの酸味も控えめとなっています。完全にスパイス中心のシフトとなっており、バターやトマトは脇役。3すくみ状態だった「カップヌードル」とはだいぶ異なる様相を呈していました。

蒸し鶏やニンジンは少ない
蒸し鶏やニンジンは少ない

具として入っているのは蒸し鶏とニンジン。「カレーメシ」シリーズは他のカップ麺に比べるといつも具の量が少ないのですが、この商品もご多分に漏れずに具は少なめ。白謎肉ではなく蒸し鶏が入っていて多少本格的ですが、それでも「カップヌードル」に入っている「白謎肉」の物量作戦の方が目立っていました。

ただ、時間経過とともにパフライスが水分を吸ってどんどん存在感が強くなってきて、具の少なさはそれほど気にならなくなってきます。

同じ日清食品の「バターチキンカレー」でもずいぶん違う

同じ日清食品から出ている「バターチキン」の味を再現した「カップヌードル」と「カレーメシ」を食べましたが、「カップヌードル」がスパイス、バター、トマトがそれぞれ控えめに調和する3すくみ状態なのに対し、「カレーメシ」はスパイスの強さという特徴がハッキリしていました。

刺激ではない大人の味を楽しむなら「カップヌードル」、もともと「カレーメシ」のファンだったりスパイスの強いものが好きならば「カレーメシ」が良さそうです。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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