冬限定「カップヌードル 白味噌」をレギュラーの「味噌」と食べ比べてみた!
冬限定の「クセ旨」!「カップヌードル 白味噌」
今回レビューするのは、日清食品の「カップヌードル 白味噌」。レギュラー商品として定着した「カップヌードル 味噌」の冬限定バージョンで、パッケージには「クセ旨」と書かれています。
今回は「白味噌」をレギュラー商品の「味噌」と食べ比べていきたいと思います。
今回登場した「白味噌」は、「白味噌のまろ濃!仕上げ!」と書かれているのに対し、従来の「味噌」は「3種の味噌のコク濃!仕上げ!」と書かれています。一般的に、白味噌は赤味噌に比べて麹の割合が高くてまろやかな味。
実際に今回の商品ではパッケージに「生姜香るまろやか白みそ」と書かれています。ただ、生姜がどれくらいの強さなのかによっては、単なるまろやか味というわけにはいかなそうにも思います。
内容物を見ると、「白味噌」も「味噌」も別添袋は入っていません。「白味噌」は白っぽい粉末が大量に入っており、「味噌」の黒っぽい粉末の量に比べてだいぶ多いことがわかります。
一方で、かやくの量は「味噌」の方が多く見え、麺量は両者60グラムで同量です。見比べてみて、単に味噌の色が違うだけの違いというわけではなさそうです。
「カップヌードル 味噌」食べてみた!
まずはすっかりレギュラー商品として定着した従来品の「カップヌードル 味噌」から食べていきます。
おにぎりやご飯に合うとの触れ込みで登場した商品で、確かにご飯との相性はカップヌードル随一と言って良いかもしれません。発売当初は品薄状態になったことは記憶に新しいのではないでしょうか。
生姜やニンニクをしっかり効かせたパンチのある味噌味のスープに、山椒謎肉、コーン、キャベツなどが合わせられています。
味噌味に生姜やニンニクの組み合わせなんて聞くと、かなりこってりした札幌味噌ラーメン的な味を想像してしまいますが、油が多くないためスッキリしており、味噌ラーメンとしてはかなり爽やか。
生姜がスッキリ爽やかな後味の大きな要因になっており、パンチがあるのにライトな味なのが特徴的です。
具として入っているのは山椒謎肉やコーン、キャベツなど。謎肉はカップヌードルのいつもの謎肉ではなく、ちょっと山椒の刺激が感じられます。普通の謎肉でも十分だったように思いますが、細部までこだわりが感じられました。
「カップヌードル 白味噌」
続いては、冬限定の「カップヌードル 白味噌」。白味噌にはまろやかでクセのないイメージがありますが、パッケージには「クセ旨」と書かれており、すんなり「まろやかな味」で終わる商品ではなさそうです。
白味噌主体の濃厚なスープに、カップヌードルの油揚げ麺と、謎肉、キャベツ、ニンジンなどが合わせられています。
スープはまろやかで濃厚な白味噌にガッツリ生姜を効かせています。白味噌は「まろやか」というだけあって甘みを伴っており、味が強いので癒し系ではないものの、まったり濃厚です。そして生姜のパンチが強く、白味噌の甘い系の味と対比になっているように感じました。
甘さと生姜の刺激の振れ幅が大きく、これは確かに「クセ旨」で間違いないです。まったりしつつ生姜が強いこちらの味は、どこか爽やかさを感じた「味噌」に比べて少し粘着質にも感じられました。
具は、謎肉、キャベツ、ニンジンなどが入っていました。「山椒謎肉」が入っていいたり、味噌ラーメンらしいコーンが入っていた「味噌」に比べると、方向性があまりハッキリしない印象。具の量も「味噌」に比べるとちょっと少なめです。
同じ味噌味でも方向性が違う!
パンチがあるのにスッキリ爽やかな味の「味噌」に比べ、まったり濃厚味で粘着質な後味の「白味噌」で、同じ味噌味ながら「味噌」と「白味噌」はかなり方向性が異なっていました。
また、「味噌」は生姜によってスッキリした後味を演出しているのに対し、「白味噌」の生姜は白味噌の甘みと対比させることで、よりクセを強くする効果が感じられました。生姜の使い方も両者でぜんぜん違う印象です。
どちらもおいしいですが、一般的な味噌ラーメンが好きなら「味噌」がオススメ。「白味噌」は生姜好き、もしくはいつもの「味噌」を食べ飽きた人に向いていそうです。