エコバッグを「エコ」に使えているか?「ずっと使いたくなるスーパーの買い物袋」とは?
あなたはエコバッグを使っていますか?
その袋に、どれだけの愛着を感じていますか?
スーパーのレジで、プラスチック袋を自然と断るようになる。
「何度も使いたくなるエコバッグ」について、私は思いにふけることがあります。
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プラスチックを減らす流れで、北欧各国のスーパーでの買い物袋は有料化され、各店はオリジナルのエコバッグを有料販売し始めている。
各国のスーパーではどのようなオリジナルバックがあるのだろう?と、出張中にリサーチしてみた。
かわいさ断トツ!ムーミンバッグ
最近見かけた、「かわいい!」と思ったエコバッグは、フィンランドの首都ヘルシンキで見つけた。
ムーミンのキャラクターたちがデザインされていて、見惚れてしまった。
このような袋なら、人は何度も大事に使うのではないだろうか。
食べ物以外も入れたくなる!デンマークのスーパーで
デンマークの首都コペンハーゲン、スーパーのMenyで見つけたのは、ジュート繊維の丈夫な袋。
デンマーク語で「We love food」、「ごはんが大好き」と書かれている。異国の地の言葉が書かれていると、なんだか魅力的だ。
古着バッグ、美術館バッグもよい
ノルウェーのスーパーでは、私を「おぉ!」と思わせる有料エコバッグにはまだ出逢っていない。ロゴが入りすぎていて、なんだかしっくりこないのだ。
そういえば、私が毎日使っている、このリメイクされたジーンズもエコバッグといえる。
スウェーデンの首都ストックホルムで、赤十字社が運営する古着屋で購入。誰かが履いていたジーンズが、便利なバックに生まれ変わった。
私のジーンズのバックに入っている、スーパー用の買い物袋は、ムンク美術館で買ったものだ(『叫び』を描いた画家エドヴァルド・ムンクはノルウェー出身)。
企業のロゴが大きく入っていると、歩く宣伝マンになったようで好きではないのだが、これは美術館のロゴがなくて良い。
小さくたたんで、セットの袋に入れておけるので便利だ。
この子に出逢ってから、スーパーではよほどのことがないとプラスチックの有料袋は買わない。
宣伝重視のエコバッグを企業は作りすぎないでほしい
環境、プラスチック削減が注目を集めるにつれ、企業はエコバッグをどんどん作り始めた。イベントではよくエコバッグをもらうが、むしろみんな作りすぎていて、環境によいのか疑問だ。
私は取材でエコバックをもらいすぎてしまい(資料などが入っているから)、家に50袋は布のエコバックがあった。「こんなに必要ない。なんだかエコじゃないぞ」と、よく疑問に思う。
イベントやカンファレンスなどによく行くかなど、職種にもよるだろう。エコバックが家にありすぎて、捨てられずにいる人が、ノルウェーでは私の周りには結構いる。
環境のことを考えると、「捨てるのはよくないかな」とためらう。しかし、ありすぎると使い切れない。企業やイベントのロゴが入っていると、おしゃれとも言い難いし、リサイクルショップでも受け取ってもらえない。
結果、「使わないエコバッグが大量に家にある」現象が起こる。
袋は何個もなくていい。
日本でもプラスチック袋の代用品として、エコバックがどんどん主流になるのだろう。これから大量生産する企業は、「長期的に大切にされる」エコなデザインをよく考えると、利用者からありがたがられるのではないだろうか。
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何度も使いたくなる、使っていて心がはずむ。そんな1袋に出逢えれば、プラスチックの使い捨ての袋も、薄っぺらい布エコバックも何個もいらないのだ。
私はお気に入りのデザインの袋を手にしてから、レジで袋には「ノー」と言うようになった。
プラスチック袋とは自然に、「今までありがとう」とよいお別れができる。
そんなエコバックに、あなたはもう出逢っただろうか。