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ダブル台風(2個の台風)発生、今後の進路は?

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

台風15号と台風16号が同時に発生

二つの台風が同時に発生(気象庁HPより、加筆了承済み)
二つの台風が同時に発生(気象庁HPより、加筆了承済み)

きょう(15日)午前3時に、マリアナ諸島で台風15号、そしてウェーク島近海で台風16号が相次いで発生しました。二つの台風は同時に発生したのですが、先に熱帯低気圧として解析されていた西側にあるものが台風15号として発表されています。

ダブル台風の今後の進路は?

最新の台風情報はこちら(気象庁HP)

台風15号の進路図(15日午前3時現在)
台風15号の進路図(15日午前3時現在)

台風15号は今後急速に発達しながら、あすからあさってにかけて(日曜日~月曜日)サイパン島付近を通過する見込みです。

その後も西寄りに進み、来週の木曜日頃には沖縄の南海上に達する予想で、この時点での予報円の直径は約1400キロと非常に大きくなっていますが、仮に北よりのコースを早めに進むと沖縄に接近している可能性も考えられます。

その後の進路によっては、来週の週末にかけて、沖縄や九州などに大きな影響を与えるおそれもあります。

台風16号の進路図(15日午前3時現在)
台風16号の進路図(15日午前3時現在)

一方、台風16号も急速に発達する予想ですが、こちらは動きが遅く、来週の木曜日でもまだ日本のはるか南東海上、小笠原の父島からもかなり離れている予想です。

ただ、その後、来週の週末~再来週の前半(8月24日~26日頃)にかけて、日本付近に近付いてくる計算もあり、油断は出来ません。

以上のように、最悪な場合は、来週の週末~再来週にかけて、二つの台風の影響を大きく受ける可能性もありますので、今後の進路に注意が必要です。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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