【京都府長岡京市】長岡天満宮で3年ぶり夏祭り盛況! 茅の輪くぐり神事や八条が池水上橋で幽玄の灯火も。
長岡京は、菅原道真が生前に在原業平らと共に、 しばしば遊んで詩歌管弦を楽しんだと言われています。道真が太宰府へ左遷された時、この地に立ち寄り、自作の木像を祀ったのが長岡天満宮の創立と伝承されています。
その長岡天満宮の青年会が主催して、夏のイベントの最後を飾る「長岡天満宮夏まつり」が3年ぶりとなる2022年8月25日に開催されました。北開田響太鼓による圧巻のパフォーマンスの和太鼓演奏から始まり、久世六斎念仏や長岡京市音頭保存会による長岡京音頭、盆踊り・江州音頭などが来場した住民らとともに行われました。
3年ぶりの開催とあって、親子連れやカップル、老若男女らが大勢訪れ、一緒になって踊りを楽しみました。地元長岡京市の高校生仲良し4人組のひなさん、ゆうわさん、ももさん、はなさんたちも、(冒頭写真)「たくさんの人でびっくりしました」と話していました。
また、桂離宮を造営した八条宮智忠親王によって築造されたとされる八条が池の水上橋では、長岡京市観光協会による幽玄の灯火も行われました。暑さも少し和らいだこの日、浴衣姿の人たちも多く、うちわやハンディーファン(ミニ扇風機)を片手に祭りの来場者らは、行き帰りに夏の夜の風情を満喫している様子でした。
神事としては、8月24日より28日まで、夏越の祓として茅の輪くぐりも行われています。夏越の祓は、今年前半の半年間の穢れを清めて災厄を払う神事で、その一つとして、参道の鳥居などの結界内に、茅(ちがや)という草で編んだ輪を作り、くぐることで心身を清めて祈願します。長岡天満宮では旧暦に合わせて行われています。茅の輪は、唱え詞を念じながら8の字に3度くぐり抜けます。
また、 FM大阪や京都リビングエフエム845などのパーソナリティーとしても活躍しているタレントの玉井祐衣さんと佐々木翔子さんのYouTube動画「しょこたま京都ぶらり旅」の「長岡天満宮編(前編)」がこの祭りに合わせて8月24日に公開されました。しょこたまちゃんは、これまで長岡京市の商店街や観光地の魅力を紹介してきました。
長岡天満宮(外部リンク) 長岡京市天神2丁目15−13 075-951-1025