【丸亀市】「おしろのまちの市」10月は3日間で90軒出店 城下町のマルシェを楽しんで
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/top_1695103396992.jpeg?exp=10800)
城下町・丸亀市の商店街にセンスあふれるお店が集う「おしろのまちの市・秋の市2023」 が、10月7日から9日までの3日間、開かれます。城下町が一気に賑わう大人気のマル シェ。今回は3日間で、90軒の飲食店や雑貨店が登場します。初出店を中心に、注目のお店をピックアップしてみました。
初出店から注目店を紹介
おしろのまちの市は、丸亀駅から丸亀城にかけての商店街一帯で、9会場に分散して開かれます。さまざまなお店がぎゅっと詰まった混合会場は、行列になることも多いので、お目当ての店を目がけてスケジュールを組むことをおすすめします。
![初出店される「りすのくつ」のパンたち(提供)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/internal_1695104258241.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
今回は、香川県三豊市の古民家ベーカリー「りすのくつ」が初出店。10月8日午後1時から旧三番街三協で販売開始です。関西から移住した夫妻が、農業に従事しながら、石窯で焼いたパンを提供しています。小麦や塩、野菜などパンの材料のほぼすべてを近所で作られたものでまかなってるそうです。
![パッケージも可愛い「USHIO CHOCOLATE」(提供)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/internal_1695104180755.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
次も初出店のお店からです。広島県尾道市から、8日と9日にやって来る「USHIO
CHOCOLATL」は旧重元果物店で。チョコレート好きには超人気のお店で、チョコレートやドリンクが並ぶ予定です。厳選されたカカオと砂糖のみで作るチョコレートは、シンプルながらカカオの産地ごとに違いがしっかりわかるそう。パッケージは、地元のアーティストが手がけています。
![「五人百姓池商店」のりんご飴が初登場(提供)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/internal_1695104097790.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
香川県琴平町からは、りんご飴の「五人百姓池商店」が8日に初出店(会場=通町レンタルスペース)します。創業778年で国内最古の飴屋とされる池商店。参拝客が長い道中を持ち歩けるアイテムとして、飴を売り始めました。今回は、りんご飴や冷やし飴ドリンクなどを持って来てくれます。
![今回は「オルソ.」のお弁当が登場する(提供)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/internal_1695104018423.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
最後に紹介するのは、7日に出店する高松市の「オルソ.」(会場=旧FUJISAWA)です。移転に伴って夕方からの営業に変更された同店ですが、根強いファンのリクエストに応えて、旬の野菜をたっぷり使ったお弁当が登場します。
今回は、7割ほどが香川県内から出店し、他の四国エリアや岡山、兵庫、大阪などからも人気店が集まります。会場は、旧重元果物店や秋寅の館などに分散しているので、途中の散策も楽しめそうですね。
「店主と会話も楽しんで」
おしろのまちの市が始まったのは、2017年から。瀬戸内国際芸術祭に合わせて2013年に開催した小さなマルシェが前身です。おしろのまちの市実行委員会の浜本康宏さんが、出店者の管理や運営を一手に引き受けています。
飲食店に出店依頼をする場合は、必ずお店で食べてみてからオファーしているそう。お店のセレクトについて聞いてみると、浜本さんは「商店街はもともと雑多な雰囲気なので、 特定のカラーを決めているわけではありません。自分もお客さんとして行ってみたいお店が自然に集まっています」と話してくれました。
![人気店が行列になることも(提供)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/internal_1695103951420.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
おしろのまちの市といえば、「ちょっと贅沢な買い物ができるマルシェ」(浜本さん)と いう雰囲気で、圧倒的に女性に人気。各地に点在している人気店が一堂に会すので、一度に購入できるチャンスと捉えて買い物に来る人が多いようです。
浜本さんは「『並んでも買えなかった』という状況にならないように、人の流れを調整しています。ぜひ、お店の人との会話も楽しんでほしいです」と話していました。
ファンから「開催回数を増やしてほしい」というリクエストはないのでしょうか。浜本さんは「僕も丸亀に住んでいますが、『住んでいる街を楽しくしたい』という純粋な思いで運営しています。春と秋の年に2回くらいなら、『楽しみながら開催できるのではないか』と思っています」と話していました。
おしろのまちの市を始めた当初、浜本さんは「商店街に人は来ないよ」という諦めの声をよく聞いたそうです。でも、「魅力的なお店がたくさん集まったら、お客さんが来るのではないか」という浜本さんの素朴な思いは、現実になりました。
ただ、商店街の中で会場として使える場所が減少しているため、いつまで続けられるのかは不透明なところもあるそうです。
秋の一日、「お気に入り」を探して、商店街を歩いてみるのはいかがでしょうか。
![親子連れで賑わった「おしろのまちの市」の様子(提供)](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/dk/expert-image/chiichii/article/00584348/internal_1695103830434.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
基本情報
名称 : おしろのまちの市・秋の市2023
住所 : 香川県丸亀市内(丸亀駅から丸亀城までの商店街一帯)
アクセス: JR丸亀駅から徒歩3分から15分程度(駐車場は、丸亀市営駅前地下駐車場など)
時間 : 10月7日から9日、午前10時から午後4時
メールアドレス : oshironomachi@yahoo.co.jp
公式サイト