HSPさんが喧嘩した時に意識すべき3つのこと【喧嘩が苦手な理由も解説】
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来診療に加え、インスタにてHSP気質に関する発信を行なっています。インスタにも遊びにきてね♪
突然ですが、こんな悩みを持ったことはありませんか?
「自分の意見を言えずに、家に帰ってからモヤモヤ...」
「相手の行動に問題があっても注意できない」
HSPさんは、自分が我慢してその場の平和が保たれることを望みます。
そのため、家に帰ってから考え込んでしまうことが多いのです。
また、怒りがふつふつと湧いてきて、ヒートアップしてしまうことも...
今回は、言い返せずにモヤモヤしてしまう原因と、そのときの対処法をまとめました。
「平和を第一に考えてしまい、自分をすり減らしてしまう...。」
そんなHSPさんは、この記事を読むことで心が楽になるでしょう。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
HSPさんが言い返せないのはなぜ?
HSPさんが相手に言い返せずに、モヤモヤを溜め込んでしまうのはなぜでしょうか?
それは、HSP特有の気質3つが関係しています。
- 空気を読む
- 相手の気持ちを汲み取る
- 相手の意見を聞く
この気質はメリットになることが多いです。
しかし、自分の気持ちをすり減らしてしまうというデメリットが起きてしまうこともあるのです。
空気を読むことができる
HSPさんは、場の空気を読むことができます。
「荒波を立ててまで自分の意見を言いたくない」
「この場が平和に保たれることが一番」
このようにその場ではぐっとこらえ、家に帰ってからモヤモヤということが多いのではないでしょうか。
相手の気持ちを汲み取るのが得意
相手の気持ちを汲み取ることが得意なHSPさん。
「これを言ったらどう感じるかな」
「傷ついてしまうのではないか」
いろいろ考えた結果、言い返さずに言葉を飲み込んでしまいます。
相手の意見を理解しようとする
HSPさんは、相手の意見を理解しようと努力します。
「相手がこうしたのは何か理由があるはず」
「私にも原因があるかもしれない」
自分にも原因があると考え、言い返すべきではないと考えることもあります。
自分の心をすり減らさない3つの考え方
ここまでHSPさんが言い返せない原因を紹介しました。
次に、自分の心をすり減らさないための考え方を紹介していきます。
- 自分と相手、両方の意見を大切にする
- ~すればよかったと考えない
- 文字で書き出す
HSPさんは他人を優先して、自分を後回しにしがちです。
これは自分が理不尽に怒られてしまった場合にも起こりうるのです。
怒られて落ち込んでいる時には、ネガティブなスパイラルから抜け出すことが困難...
これから紹介する3点を意識して生活してみてください。
自分と相手の両方の意見を大切にする
HSPさんは、自分の意見を後回しにしてしまうクセがあります。
「相手がこう言ってるんだからそうなんだ」
自分の思っていることを忘れてしまうこともしばしば...。
そんなときは、自分と相手の意見をどちらも大切にすることを意識してみましょう。
「相手はこう思う、でも自分はこう思う」
相手の意見も自分の意見も大切にしてあげることが大切です。
~すればよかったと考えない。
「あのときこれを言えば良かった」
「注意しておけば良かった」
これは、次のように言い換えられます。
「あのときこれを言わない選択をした」
「注意しないという行動を取った」
後者を読むと、少し自分を肯定することができませんか?
あなたは、自分で考えてその選択肢を取ったのです。
「やらない後悔よりやる後悔」と良く言いますよね。
行動するしないというよりも、どのような行動を選ぶかが大切です。
ネガティブな考え方に飲み込まれないようにしましょう。
文字に書き出す
今の状況や感情を文字に書き出してみましょう。
頭だけで考えるのではなく可視化することで、自分の状況を把握することができます。
そのため、自分を客観的にみることができ、より冷静になれますよ。
まとめ
今回は、HSPさんが言い返せずに心をすり減らしてしまう原因と対処法をご紹介しました。
感情をうまく表現できずに、モヤモヤしてしまうことも多いのではないでしょうか。
- 自分の意見と相手の意見、両方を大切にする
- ~すればよかったと考えない
- 文字に書き出す
以上3つを意識してみてください。
いきなり考え方を切り替えることはとても難しいです。
しかし、少しずつでもいいから自分に優しい考え方ができるようになるといいですよね。
気楽に生きている人をうらやましく思ったり、ネガティブな感情に飲み込まれる自分が嫌になることもあるかもしれません。
このブログでは、HSPさんが少しでも気楽に生きる方法をいくつも紹介しています。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪